インターネットを投票などの小手先で政治に利用した来るべき社会なんて語っても今更興味はありません。
でも東浩紀さんの「一般意志2.0」ではソーシャルメディアなどによって人々にとっての政治がどういうものになるのかという前提そのものを問うところから始まっているので、もの凄く刺激的でした。
本来なら人々の生活を守るという役目を担っているはずの政治そのものが原発事故のような大惨事をもたらしたのに対して、配信された悲劇的な映像を見た東北地方とは縁もゆかりもない世界中の人々の動物的な共感こそが被災された方々に希望を与えたように思います。
今年かなりはまった曲のビヨンセの「Run The World」はビヨンセがYouTubeでたまたま見たアフリカのダンサーをフックアップしたコラボレーションです。
アメリカの超がつくセレブであるビヨンセと、無名のアフリカ人が何のコネも売名的な匂いもなしに共演するなんてひと昔前なら考えられないことです。
東さんが言う様に地方特有の文化的な独自性などはなくなるという話も、少し前の欧米人がアフリカ音楽をエキゾシズムで捉えていたというのに、ビヨンセのこの曲でのアフリカ的なものの溶け込み方にはアートなどでは世界の距離が圧倒的に近付いてしまっていることを感じます。
今モーターショーでも話題になってる蓄電池としての車とソーラーシステムを結びつけて、エネルギーを巨大な国家的なインフラから解き放つという夢ともリンクしてくるように思います。
ここでもグリッドとかを考えるとインターネットはやはり重要なツールになってきますね。
でもこの著者で1番共感するところは俺はこんなに難しいことを考えてるんだとか自分の過ちを正義の名の下に認めようとしない人々に対して、それは趣味の領域にしておいて欲しいというところだったりします






