今日は湘南新宿線の電車に揺られて逗子まで行き、そこからバスに揺られて葉山の美術館までベン・シャーンの展覧会を見に行って来ました

千葉方面だと実家があることもあり、少しぐらい足を伸ばしても、あまり旅行といった気分にはなりませんが、滅多に行かない神奈川方面に行くと少しテンションが上がってしまいます

三島に弟がいたときは小田原方面など車でよく行ってましたが、千葉の実家が海のすぐ近くにあるということもあり、海に遊びに行くという目的では神奈川方面に行くことはまずありません

ここら辺が千葉県民が埼玉県民を相手にしないで、神奈川県民をライバル視するという傾向に繋がっているのかとも思います

今日は割と天気が良かったこともあり、未読だったポール・オースターの「孤独の発明」をコートのポケットに入れて旅気分も満喫でした

しかし、熱海や三島でも感じましたが、葉山周辺の道の狭さはどうしても好きになれません

こうしてまとめて鑑賞してみると、ベン・シャーンは商業的なデザインであっても、アートとしての意志によって手掛けた作品を特別なものにしていたように感じます

シュヴァイツァーやクルト・ワイル、シカゴ・スタイル・ジャズなどのLPレコードサイズのジャケットなんて最高に格好良くて、凡百のジャケット・デザインとは比べものになりませんね

ヘブライ文字のデザインを見ていたら、ポール・オースターを読みつつ、ジョン・ゾーンのマサダを聴きながら、ベン・シャーンを見に来たなんて僕はユダヤ教に改宗した方が良いかななんて思ってしまいました

今は好事家が有り難がるような浮世絵ですが、ヨーロッパへの輸出品の包み紙として使われたりもしていたわけですから、芸術というよりもポスター感覚で消費されていたのだと思います

完全に自己完結するために作品作りを行っていたように思われるヘンリー・ダーガーのように特殊な場合もありますが、僕はある意味では金儲けを意識していない芸術を信用していません

多くの場合は売れることは受け入れられるということと繋がっていると思いますし、だからこそ作品の売れなかったゴッホは焦燥感に駆り立てられてあのような悲劇の道を辿ったのだと思います

ラッキー・ドラゴンの連作を用いた第五福竜丸の絵本を購入しました

第五福竜丸が焼津漁港から出航したのが今とほぼ同じ時期の1月22日で、ビキニ環礁で被曝したのが東日本大震災とほぼ同じ時期の3月1日だなんて、太陽の光を浴びてのどかにサーファーが揺れる葉山の海を眺めていたら切ない気持ちになってしまいました






