皆さん
こんにちはいや〜前回(5/26)の
やっぱりいまいちウケがよくなかったですね
まぁ〜内容が街頭演説みたいっていうか…
青年の主張みたいっていうか…
ちょっと青くさ過ぎましたかね
まぁ〜政治に疎い俺が目一杯に背伸びして
政治のことを話そうとしてもあれが限界
俺には絶対に政治家は無理だし
街頭演説すらあれじゃできませんな(笑)
まぁ〜俺が言いたかった事は
『暮らしが楽にならないのは議会が悪い』
『町がよくならないのは議員が悪い』
『議会なんて何をやってるかわからない』
そんな愚痴ばっかり言っていてもダメ
自らが議員を選んだり育てたりする努力や
議会を知るための努力をして行動しなきゃ
一生たっても何にも変わりゃしないよって事
あっ
昨日あんなに時間かかって話した事が数行で
まぁ〜やっぱり説明や文が下手なんですね(笑)
さて…いきなりですが
今日(5/27)は何の日でしょうか
はいブッブゥ〜残念でした時間切れ
5月27日は日本海海戦のあった日です
皆さんは日本海海戦を知ってますか
毎回の事ですが…
『さすがに日本海海戦くらい知ってるよ』
そう皆さんに言われちゃうと
今回のブログここで終わっちゃうんで
『えっ日本海海戦そんなの知らない』
このくらい大袈裟に驚いて話を合わせて
俺のブログに協力してくださいね(笑)
さて…反日馬鹿教師達のせいで
『歴史ってなんだか苦手ぇ〜』
そんな人も多くいると思います
でも歴史が苦手っていう人の中にも
時代劇や歴史のドラマや映画とか
歴史小説なら好きって人は案外と多いはず
でもね…実は皆さん大好きな
時代劇や歴史のドラマや映画とか
歴史小説ってかなりの創作が入ってるんだよ
さすがに【必殺仕事人】とか
【暴れん坊将軍】などを史実だと
信じている人は少ないんじゃないかと思いますが
大河ドラマだの東映や東宝の映画だのは
史実だと思っている人って案外と多いですよね
例えば忠臣蔵ってありますよね
古くから歌舞伎や浄瑠璃で演じられてきたし
大河ドラマにもなった事が何回もあるし
昔は年末っていうと民放放送局で
やたら忠臣蔵のドラマをやっていたし
色々な作家が小説にもしてますよね
それらを史実だと思っている人達は
『忠臣蔵知ってるよ
正義は赤穂義士で悪は吉良上野介だろ』
そうドヤ顔で言ったりしますよね
ところが史実は違うんですよ
他にも八甲田山の話ってあるでしょ
新田次郎の八甲田山死の彷徨は有名な小説だし
それをもとに制作された八甲田山って映画は
高倉健や三国蓮太郎や北大路欣也など
豪華な顔ぶれが出演し不朽の名作と
言われたりしていますよねぇ〜
でもあの八甲田山も史実を元にした
創作の話なんだって知っていましたか
今川治部大輔義元だってドラマなどの影響で
皆さんの頭の中の今川義元は
おじゃる丸みたいなイメージだったでしょ
俺としたら史実を正しく知った上で
ドラマや映画や小説を
楽しんで欲しいという思いが強くあり
自身のキャス配信の中で座学スタイルで
忠臣蔵や八甲田山で史実の話をしたりしたし
今川義元の墓がある牛久保を歩いて配信し
ブログで史実としての今川治部大輔義元の
実像について話をしたりしたわけです
まだそれらを御覧になられてない方は
こちらからみてみてください⬇️
さて…
日本海海戦も小説やドラマで有名ですよね
【まことに小さな国が
開化期を迎えようとしている……】
この書き出しで有名な司馬遼太郎の小説
【坂の上の雲】は大ベストセラーであり
近年ではNHKもスペシャルドラマとして
【坂の上の雲】を放映しましたよね
今回ブログをみてくれている人の中にも
熱心に小説を読んだ人や
テレビに張り付いてドラマを視聴した人が
案外と多くいるんじゃないかと思いますし
【坂の上の雲】が完全な史実だと
信じきっている人も多くいるかと思います
多分その人達は皆さん
『えっ史実じゃないの
だって司馬遼太郎の本だし
NHKのドラマなんだよ』
こう思うんでしょうねぇ〜
【坂の上の雲】というのは
明治維新を成功させ近代国家として
歩み出した日本が日露戦争に勝つまでの
明治勃興期を描いた長編歴史作品で
伊予松山の出身で陸軍奇兵隊の父である
秋山好古(あきやまよしふる)と
その好古の弟で海軍の天才参謀と謳われた
秋山真之(あきやまさねゆき)と
その真之の親友で天才俳人といわれる
正岡子規(まさおかしき)が主人公の話
ドラマでは秋山好古を阿部寛が
秋山真之を本木雅弘が正岡子規を香川照之が
それぞれ演じていたよね
日露戦争に勝利するまでの物語だから
当然ながら日本海海戦も出てきます
日本海海戦の話ザックリしておくね
日本海海戦は明治38年5月27日におきた
日本海軍の連合艦隊と
露西亞海軍バルチック艦隊との戦いです
日露戦争での激しい闘いに終止符をうつため
露西亞はバルト海からバルチック艦隊を
地球半周移動させ極東に派遣する事を決定
日本は海を渡り大陸で戦っていたわけだから
露西亞としてはバルチック艦隊を派遣し
海上封鎖する事によって日本の兵站を
断ち切りたいという狙いがあったわけ
こうしてバルチック艦隊は
明治37年10月に出航したわけさ
途中で艦隊を二手にわけて
えっちらおっちら極東までやってきた事が
下の図からもわかるよね
坂の上の雲では
天才参謀の秋山真之が考案した丁字戦法と
司令長官の東郷平八郎の東郷ターンで
圧倒的な勝利をしたように描かれてるよね
でもね……
実は丁字戦法は実際には行われてないんだよ
昭和40年代にね
【機密明治三十八年海戦史】全150巻が
はじめて研究者に公開されてさ
それによって日本海海戦の全てが
皆にわかるようになったんだよね
そこには丁字戦法の事は書かれてなかったんだ
じゃあ何故おこなわれていない丁字戦法が
勝手に一人歩きをしたんだろうね
犯人は小笠原長生という人なんだよね
この小笠原長生という軍人さんが
大正10年に東郷元帥詳伝っていう
東郷平八郎の伝記を刊行するわけよ
機密明治三十八年海戦史が
機密であるのをいい事に小笠原長生は
【日本海海戦で東郷元帥は丁字戦法で勝ちました】
そういうことを伝記に書いちゃったわけよ
まぁ〜伝記だから忖度したんだろうね
下の写真は東郷平八郎と小笠原長生…
司馬遼太郎は伝記を資料として信じて
日本海海戦に丁字戦法があったとして
小説を書きあげていったんだろうね
ちなみにね丁字戦法ってね日本海軍は
明治37年8月10日の黄海海戦で
露西亞旅順艦隊に試してるんだよね
丁字戦法ってのは縦一列に並んだ艦隊が
敵の前を横切り丁字を書くよう形で
自軍の艦隊の全砲門を使い攻撃する戦法で
成功したら火力的に圧倒的に有利な戦法
でもさこの戦法の弱点は相手がカウンターで
バチバチ撃ち合ってくれる相手ならいいけど
ヘタレで逃げちゃう奴なら使えないってこと
実際に露西亞海軍はヘタレだから
黄海海戦の時にサッサと逃げちゃうんだわ
つまり日本海軍は黄海海戦で
丁字戦法を大失敗してるわけなんだよ
だから秋山真之は丁字戦法を諦めて
露西亞バルチック艦隊には
連繋機雷を使うって戦法を考えたわけさ
この連繋機雷作戦ってのは
複数の機雷を縄で結んでさソレを
水雷艇で敵前にまくわけよ
敵の艦船の艦首がさ機雷を結んである縄に
引っかかったらどうなると思う
縄は手繰り寄せられるから機雷は
艦船の舷側に当たって…ドカン
これで敵艦隊の足を止めてから
艦隊決戦にもちこむってのが
日本海軍側の作戦だったわけさ
さて…いよいよ海戦当日…
連合艦隊司令部から軍令部にある有名な
電報が発信んされるんだよね
【敵艦見ユトノ警報ニ接シ
聯合艦隊ハ直チニ出動
コレヲ撃滅セントス
本日天気晴朗ナレドモ波高シ】
この中の【本日〜】からはじまる文は
秋山真之が直接書き足してるんだよ
これを【天気も良いし日本が有利だよ】って意味と
勘違いしている人がすごく多いんだけど…
実はこれってさ波が高くて水雷艇が出せないから
連繋機雷作戦を諦めなきゃならないっていう
聯合艦隊側からの悲痛な叫びなんだよ
さっきも言ったように日本海海戦では
丁字戦法はおこなってないんだけど
相手の露西亞バルチック艦隊も動いてるからね
いわゆる東郷ターンをした時に
カタカナのイの字みたいな状態になった時も
確かにあるにゃあったんだよねぇ〜
結果は皆さんも知っての通り
日本海海戦は日本海軍の大勝利に終わります
まぁ〜日本海海戦は改めてまた
じっくりと話をさせてもらいますね
歴史ドラマや映画を視聴したり小説を読むと
あたかもそれが史実と思ってしまいがちだけど
実は創作された話がかなり入っていたり
全く史実とかけ離れている場合があるって事を
今回は5月27日ということもあり
日本海海戦に少し触れながら話をしてみました
決して俺は歴史のドラマや映画や
小説を否定しているわけじゃありませんよ
だだ歴史のドラマや映画を視聴したり
小説を読む事でそれが史実であると
思い込んでしまう事の危険性について
皆さんに知ってもらいたかっただけなんです
歴史というのは学べば学ぶほど楽しい
史実がわかっていたら歴史のドラマや映画や
小説にツッコミを入れる楽しみも増えるよ
『私は歴史は苦手だぁ〜』
そう思っている人にも
『歴史って実は楽しいんだぁ〜』
そう思ってもらえるように俺も
キャスの配信やブログなどを通して
これからも日本の歴史の面白さを
伝える努力をしていこうと思います
一緒に日本の歴史を楽しみましょう
それじゃ〜またねぇ〜