「別れて」
ずぷり。
と言葉が突き刺さった
彼女の、一言が。
痛い
痛い。くるしい。
なんで言葉はこんなに鋭くなるのか
下手な刃物より絶対これ痛いよな、と僕は僕の胸に爪をたてた。
それでも痛みは誤魔化せず、僕は僕は痛みを少しでも和らげようとした。
「僕は、君が好きだよ」
「それでも私はあなたと一緒にいられない。私はあなたの言葉に押しつぶされそうなの」
彼女は鈴を鳴らしたような声でいう。
悲しそうに言葉を紡ぐ。
どうして僕は気が付かなかった。
好きだ。といいながら
どれほどの言葉で彼女を傷つけた。
時間は…戻せないのに…
「ごめん、1からやり直すことはできないかな、君は関係を終わらせようとしてるよね」
「出来ないよ、私はあなたを知ってしまったもの、知ってしまったことを忘れたふりをして過ごすなんで無理」
そうだろうな。
僕だって無理だ。
彼女と過ごした時を忘れるなんて、楽しかったこと嬉しかったことを忘れるなんて
無理だ。
だからこそ、僕は彼女といたい。
彼女と離れたくない、放したくない。
「僕は、どこから間違えた?」
「間違えてはないよ、あなたの言葉は確かに私にとって不愉快にさせるだけの要素をもっていたけど」
それでも、と彼女は言葉を続ける。
「あなたは私を傷つけようとしたわけじゃないでしょ?」
彼女は微笑んだ。
僕は、馬鹿な人間です
大切な人を傷付けるしか出来なかった人間です。
彼女への愛を伝える為の口で、彼女を傷付けることしか出来ませんでした。
それでも、もし
まだ彼女との縁が切れていないのだとしたら
「悪いのは私」
と最後まで僕の非を認めさせてはくれなかった彼女に
今度こそは
史上最上級の愛をつたえよう。
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七夕なのに何でこんな話、って私も思うよ。
明日にはバダ円の小説を…!!