神功皇后の伝承地、鼓島に行ってみた。

 

  鼓島の伝承

 

福岡県福津市の渡半島には、二つの神社に神功皇后の伝承がある。

鼓島がそれに関わっていた。

 

☆楯崎神社

 

 

 

 

 

まだ草木が話し、世が混沌としていた頃、夷の類という凶暴な鬼がいた。
大己貴神と宗像神は、自ら神軍を率いてこれを退治。
鼓を鳴らし、楯で退けた。
 
その鼓が鼓島となり、楯は楯崎神社の裏にある岩となった。
 
後に、神功皇后がこの地に来て三韓征伐の戦勝を祈った。

*記事のリンクは1番下。

 

 

☆波折神社

 

だが近くの波折神社では、鼓島で神功皇后と住吉神と瀬織津姫が邂逅しているとの伝承があった。

 
 
この伝承の「違い」。
彼らは同神であったのだ。
 
これは、高良神と神功皇后の異類退治を示すもの。
 
大己貴神は饒速日命=高良神=住吉神。
宗像神=市杵島姫命=御炊屋姫=瀬織津姫=神功皇后
 
 

  鼓島に触りたい

 
伝承の島に触りたい。
楯崎神社から見た鼓島がある渡半島。
 
以前来た時は、完全に潮が引いてなくて近づけなかった。
今回は二度目の挑戦。
 
この辺りの潮路表(港により違う!)を見て、一年で一番潮が引いている日時を選んだ。
 
この時は4月。
16時43分。最大で-5センチ。
 
 
弧になってる左端になる。
 
(地図はYAMAP)
 
楯崎神社はS(スタート地点)の側の山
鼓島は左上。
半島をぐるっと反時計回りで回った。
 
中心は、閉鎖された恋の浦の野外美術館。
私有地なので入れない。
 
 
京泊の浜に出た。
 
神功皇后はこの浜に軍船を泊めたという。
当時は今より5m程海面が高いはず。
 
 
こちらから北西に向かう。
 
 
途中の岩場。
昔の漁港のようだ。
釣りをしてる人がいる。
ここまで歩いてきたのかな。
 
 
4mほどある岩をロープで登った。
 
 
鼓島が見えた!
海があるー!
これ以上は近づけない。
 
 
一番近くまで行ったところ。
 
深そうだ。
無理だ。
行くのは飽きらめた。
 
ここまで来れただけで、よし!笑い泣き
 
 
鼓島。
大きいなあ。
10mあるかな?
 
当時も見えていただろう。
だが、神功皇后と住吉神と瀬織津姫がここで邂逅したというのは、土地の由緒譚。
 
でも触りたかった!笑い泣き
 
 
戻る。
潮が満ちれば、海の底になる。
 
 
鼓島。
反対側から。
 
 
楯崎神社がある半島が見えた。
 
 
ここは前に来た時、渡れなくて断念した地点。
を、振り返って見た所。
 
 
前はこんな感じだった。
浸かれば渡れるかと、随分葛藤してた。
 
 
重箱岩。
巨大岩と有名らしい。
 
 
反対側から見た所。
4m以上ありそう。
右側を一旦登って下りた。
 
 
岩が脆いようで、崩れてる。
来られる時は自己責任で。
 
 
恋の浦に戻ってきた。
楯崎神社がある山。
 
ぐるっとゆっくり回って1時間半程。
 
 
 行く前は、山を良く歩いてるので、海岸なんて楽勝!
って思ってた。
 
今まで行った、山の岩稜帯より起伏があって、厳しかった!
けど、楽しかった。
 
念の為、腰巻のライフジャケットをしていった。
ザックの中には気休めに空のペットボトル。
 
山と違って、転けて歩けなくなったら、潮が満ちてくる。
その緊張感が常にあって面白かった。
 
行くなら自己責任で!
 
 
 
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☆このシリーズのまとめ

 

 

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