続きです。

 

 

 

那珂川から背振へ

脊振の麓、自衛隊道路の入り口に着いた。

神功皇后がどこから登ったのかは分からない。

 

直接行くにはここが一番近く、いつからかの登山道跡はある。

しかし、一番楽な道と言えば、蛤岳へ向かい脊振縦走路を西へ

→脊振山頂だと思われる。

距離は大して変わらない。

 

 
自衛隊道路を上がる。
今は一般車両は通行禁止。
たまに自衛隊の車両が通るのでお気をつけて。

 

 
道路は昔の登山道を横切っている。
この道も途中で無くなる。
上へはどう繋がっていたのかは不明だが、上宮に参拝する為の道はあったはず。
 
12時45分頃着(ダムから1時間50分)
 

 

脊振山頂。

脊振神社の上宮。

ご祭神は、市杵島姫。
市杵島姫は弁財天とも言われ、ここは日本六所弁財天の一つ、
「脊振弁財天」でもある。

神功皇后がここで神事をしたと伝えられる。
だが、彼女は市杵島姫命自身。

別の者として変えられたのだ。

 

1055m。
後ろのは自衛隊のレーダードーム。

脊振の語源の一つは、二頭の竜が背を振ったことから。

その二龍は彼らであった。

八大竜王に繋がる。

 

 

 

彼は乙護法善神=綿津見神=高良神=饒速日命=豊玉彦

これが浦島太郎などの伝承の元

彼が乙護・・・なので、彼女は乙姫。

 

乙姫=豊玉姫=神功皇后

 

高良大社の本殿に合祀されていたのは豊姫であり、これを示す。

 

                  
マイナス8度。
その割にはあまり寒くない。
ここから東へ。

蛤岳まで4.6キロ。

 

                         
脊振山系の縦走路になる。
九州自然歩道になるのでかなり整備されているが、数年前の災害により崩壊箇所がある。
 

                        
蛤岳山頂の三角点。
標識が見当たらない。
14時46分着。
                  
蛤岳の蛤岩。
 
 

 
                      
登れるので、そこからの眺め。
向こうに見えるのは、普賢岳。
南西方向。

坂本峠まで4キロ。
あと一時間で目標の16時。
ヘッデンは持参したが、山の中で暗くなるのは避けたい。
                     
この辺りには「蛤水道」がある。
下は別の日の写真。
 

 

水量が多くなれば、福岡側に流れるように工夫されていたそうだ。
            
元和というと江戸時代初め。
いつの世も水は命の源。

 

 
 

 

                          
坂本峠が見えた!
                     
脊振山頂から3時間程。
15時50分。
ぎりぎり目標の16時までに抜けて良かった~。

この後、坂本峠から、車を置いた成竹登山道近くの河川公園駐車場まで、13キロ(グーグルマップでは3時間4分)を車道沿いに歩く。 

 

 

                         
ヤマップのナビにはまだ無い、出来たての「五ヶ山ダム」(2018年当時)。
前の夏の豪雨で、那珂川に水害が少なかったのはこのダムのおかげ。
                 
16時30頃。
五ヶ山ダムを通る辺りで日が暮れてきた。

ゴールの駐車場に、18時47分に着いた。
坂本峠からちょうど3時間。 

 

総距離38.2キロ。

11時間15分。

現人神社はゴール地点より更に往復10キロ

 

 

 

地図の上がスタート、成竹登山口。
そこから南西端が脊振。
方向を変えて、南東端が坂本峠。

そこから車道を北に、もとの駐車場へ。

 

妊娠経験した方、行けると思います?

今の時点で累積標高200キロ超えて、歩いている方の自分でも(だからこそ)あり得ないと断言できる。

                             

一度歩いてみると分かる。