続きです。
☆1<英彦山の神>
1 英彦山の神
英彦山には、修験道に伝わってきた縁起がある。
以下、<彦山修験道縁起>より、解読、抜粋。
宗像三神は日の神を奉り、勅命により、最後に宇佐に降りた。
大己貴神が娶った田心姫命、瑞津姫命は、英彦山の北峰に鎮座し、北峰の主となった。
市杵島姫命はこの山(英彦山)の中腹に鎮座。
忍穂耳命の霊(魂)は、鷹と一つになって、東から飛来してこの嶺に止まった。
大己貴神は、北峰を忍穂耳尊に献上した。
故にこの山を日子という。
(忍穂耳命は、天照神の子だから)
田心姫命、瑞津姫命は、北山を降りた。
宗像三女神と大己貴神は、許斐(このみ)山に移った。
2 縁起から分かる事
*宗像三女神が奉った日の神とは、大己貴神=饒速日命のこと。
*宗像三神は一柱の神。
大己貴神と夫婦であるのは、「市杵島姫命」だ。
*許斐山には、宇佐神宮の末社がある。
宇佐神宮の大宮司家が武士化した時に、許斐山に山城を造った。
(以下サイト、参考)
https://maidonanews.jp/article/14400234
*このことからも、神はそれを信仰する一族が土地に祀り、名を替えたり、伝承の中で「神が降りた地」とされることが分かる。
☆宗像三女神は、宇佐神宮に祀られる「比売神」。
そこに共に祀られる神功皇后。
豊前豊後の一ノ宮の神は彼女であり、豊姫神とは神功皇后のこと。
豊姫は高良大社の本殿に合祀される。
彼の后は神功皇后であり、后を差し置いて他のものを共に祀ることは無い。
英彦山の神、大己貴神は饒速日命。
高良神は彼であることが分かっている。
3 英彦山の神の正体
では、英彦山に祀られている大己貴神と宗像神は、饒速日命と御炊屋姫になる。
(天照大神と豊受大神)
これが高良神と神功皇后だ。
後に天忍穂耳命と名を替えられた。
山中には、天火明命を祀る大南神社もある。
饒速日命だ。
天忍穂耳尊は忍骨命と同神。
正勝吾勝勝速日天忍穂耳命。
神話では天照とスサノオの誓約の場面に登場する。
お互いに交換した品物を、スサノオがかみ砕き、吐き出した息から現れている。
これは同神を意味するもの。
スサノオ神と彼は同神。
「品物を交換した」は、天照の交代を意味する。
高良神は祇園神であり、スサノオ命。
「高良峰の伝承」では、饒速日命=天照に繋がる。
日の神が天照。神話では、その御子が天忍穂耳とされるから、替えられたのだ。
「移った、譲った」は、名を変えた同じ神である。
親等は関係ない。
4 夫婦神
この縁起には「大己貴神と宗像三神が夫婦」とある。
しかし、これには矛盾があった。
伝承によって相手が入れ替わっていた。
これはそれぞれが同神であることを示唆している。
☆高良神(住吉)と、神功皇后が夫婦(高良玉垂宮神秘書)
☆住吉神と神功皇后が夫婦(大阪住吉大社の伝承)
☆天火明命と豊受大神が夫婦(籠神社)
☆饒速日命と瀬織津姫が夫婦。
☆住吉神と瀬織津姫が祓いの神
大己貴神=大物主神=饒速日命=天火明命=天照大神=住吉神。
宗像三神=市杵島姫命=弁財天=御炊屋姫=豊受大神=神功皇后。
神社や伝承によりこの組み合わせが違う=それらは信用に値しない、のではなく、
全て同じ神であるから、色んな組み合わせになってると分かれば、腑に落ちるはず。
☆大己貴神と宗像神の組み合わせは後に登場する。
5 羽白熊鷲退治をした者
射手引神社(柿木)と冷水峠(シタクラツクシ坂)
これらの羽白熊鷲を退治したのも神功皇后だった。
(高良の伝承では、高良神(住吉神)と神功皇后)
射手引神社には彼女らが祀られ、伝承もあった。
(「射手引神社 1 ~神功皇后と高良神の熊襲退治~」)
*全て、高良神(住吉神)と神功皇后にたどりつく。
彼らは饒速日命と御炊屋姫命であり、
天照大神と豊受大神。
高良の伝承では、彼女と高良神は夫婦であり、共に戦っている。
彼らが熊襲を退治したのだ。
故に、その社や山に祀られる。
彼ら自身が四座と脊振などで神事を行い、神の結界を張った。
神功皇后が福岡の山々に登ったのはその為。
英彦山の大己貴神は饒速日命。
そして住吉神。
宗像神は、御炊屋姫であり、瀬織津姫。
そして神功皇后。
住吉神と宗像神、瀬織津姫。
彼らは、祓いの神である。
< 光の柱 >
いつもコメントをくださる、天澤さんに言われて気づいた。
グリッドワーカーと言うそう。
神事とは、これのことではないのか。
光の柱を立てる。
その光の柱が繋がり、結界ととなる。
まさにそのまま。
それは那珂川の安徳台で見た。
神を一柱と呼ぶのはその為。
( つづく )
文中に登場して頂いた天澤さんのブログです。
どの回をリブログしようと探したら、今回のを示してるのがありました。
天澤さんは感覚が同じです。
流石です
来冬こそは、Wの滝の氷瀑が見たいっ!
ノーマルタイヤじゃお山に近づけません
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