続きです。

 

 

 

 

大根地山。

ここには神功皇后の伝承があった。
(写真は後に行った時のも混在!)

 

お稲荷さんらしい鳥居。
 

 

頂上付近にある「大根地神社」。

 

神功皇后が天神七代、地神五代を祭ったのが始まり。
この山の頂きで舞を舞い、神を招いていた。

 

 
御祭神 国常立尊、国狭槌尊、豊斟渟命(とよくむぬのみこと)、泥土煮命、大戸道命、面足尊、惶根尊、伊邪那美命、天照大神、天忍穂耳尊、瓊々杵尊、彦火々命、ウガヤフキアエズ尊。
(天神七代地神五代)
 
 

大根地。
その意味は、大いなる神の地。

「根」とは古語で、神、貴人の意味がある。

人、様々なものの根っこにあるのが、神なのだ。

(「伊勢(摂社)~白鷺の使い~」)



この地は、特別な場所にあった。

 

 

山の高さは、632メートル。
麓ではなく、この場所にある神社。
 

ここに無ければならない。

後に山にがんがん登るようになって、その意味が分かった。

 

「結界」「封印」「楔」などの役目がある。

故に、山の上に上宮がある。                .

 

 

こちらは朝近神社。
お稲荷さんは後の合祀。

 

スサノオと后の大市姫が合祀されてお稲荷さん?

名を変えられているのだ。

 

 


*彼らは、祇園祭の神であり、祇園の神そのものだった。
↓後の記事

 

 

 
「お稲荷さん」は宇迦之御魂命。
饒速日命(歳神)。

祇園の神としてのスサノオ。
稲荷神としての饒速日命。
彼らは同一であるので、ここに祀られている。

では、大市姫(スサノオ神の妃)は彼の后の事。


お社の裏手。 

 

        
下の写真は、お社の正面、東側の眺め。
 

 

ここですごく惹かれたのがこの山。
木のすぐ左側の一番高い山。
神主さんが、英彦山(ひこさん)だと教えてくださった。

 

(宝満山からの英彦山!三つの頂が特徴。今は雪ですね~)
 

英彦山上宮」があるお山。
日の神の御子(日子)が祭られていることから、そう呼ばれている。
始めは「大己貴神と宗像姫」が祭られていたが、天忍穂耳命に譲ったと伝承がある。

 

大己貴神=三輪の神、饒速日

宗像神=市杵島姫命=弁財天=御炊屋姫だ。

「譲った」は名を変えられただけである。

 

 

 

 

頂上へ。
神社から10分程です。

 

山頂は広い。
ここが神功皇后が舞を舞って、神を召喚した場所。
登ってきた方向を撮ってる。
 

 
三角点。

 

こちらは北の方向。


写真の左端に金毘羅山と麓に「大分神社」がる。
(上のリンクはココログ)

後に、上の写真のお山の峰を下から全部縦走した!(道なき道!)

 

 

下の写真は南西方向。
右側中央に薄く浮かんでるようにみえるのが、なんと長崎の雲仙岳!
神社で会った方と、また頂上会ったので教えて頂いた。

 

北西方向。
一番高い山が三郡山(レーダーがある。)左の方で少し高くなってるのが霊山・宝満山。
 

 (ザックもこれから9個目。
山を多い時で月100キロ歩きます。
登山靴は3ヵ月に一回更新!)    
 .
上の写真は、少し南よりの南南西。
手前は、砥上岳。
 

 

ここは…筑前と筑後の両方向が見渡せる。 

(厳密に言うと範囲は違うのですが)    
 

「筑前と筑後の境の山」

命尽くしの神がいたという「境の山」とは、この「大根地山」のことでは?                    .

 

 

宝満山から見た大根地山。手前の左手。

その右手奥にあるのが砥上岳。

その間が「冷水峠」。     

 

 

ここは、神功皇后が「羽白熊鷲」というモノから土地を守る為に神々を召喚し、祀った山。
ならば、守りの拠点。

 

息を整えると言葉が下りて来た。
 

<< 要 >>

 

要・・・中央・・・中心?
何の中心?

 

宇宙と地球を繋ぐ「地球樹」のような映像が見えた。

エネルギーが地球の底からあふれだしてくるような。

宇宙からはエネルギーが降りてくるような。


ここがエネルギーの交差する地点。

         
守りの要の地であるこの山に神々を祭ったからこそ、この一帯(筑紫の地)は、それらから守られることになったのだ。


・・・だから、ここも「要」であり、「大いなる根」であるのだ。

                   * .

帰りの道は、下の鳥居まで25分くらい。

 

 


神社であまりの可愛さに買ってしまった水晶狐。

次回、「冷水峠」。

(つづく)

                                  .

ココログ(17/12/26)の記事を改訂

この頃はまだ、こんなに山にはまるとは思っても無かった!