八丁乃湯 NO134 | ゆゆの温泉放浪記

ゆゆの温泉放浪記

温泉の記事は古く、現況と異なっていることがあります。すでに閉館、逆に復活されていても失礼ながら追えておりません。よろしければ、それぞれの記事コメントで、見つけた時に教えて頂けると大変ありがたいです。

2005年の訪問です。

 

こちらも、滝が見える露天風呂の写真を撮った

 

記憶があるんですけれど、紛失。

 

 

 

宿泊、もしくは休憩パックの場合は、バスの送迎利用可ですが、

 

日帰り入浴のみの場合は、歩いてしか到達できない秘湯です。

 

 

 

奥鬼怒温泉には、混浴露天があって、日帰り入浴が出来る

 

お宿が3軒あるので、どうしても、どうしても行きたかった。

 

 

 

病後の夫は、中々首を縦に振ってくれなかったけれど、

 

ついに強引に訪問。

 

行きは、夫婦淵から川沿いのコース(通常1時間半)を

 

私たちは、もっともっと時間がかかりながら歩いて行きました。

 

 

 


八丁の湯まであともう少しのところで、夫の足がつって、調子が

 

悪かったのですが、ここまで来て入って行かないのは悲しすぎるし

 

温泉入れば良くなるかも??で、結局

 

八丁の湯→加仁湯→日光沢に入浴。

 

 

 

 

手前の夫婦淵温泉(廃業)は、ほぼ透明湯に白い湯の華、

 

先の加仁湯は白濁湯。

 

そして、間のこの八丁湯は透明と不思議だな~と思いながらの

 

入浴でした。

 

雪深いこの地なのに、きれいにしっかり管理された

 

滝を見ながらの露天風呂。

 

 

 

 

けれど、こちらでは、このお湯以上に印象に残る出来事がありました。

 

本当は、口外してはいけないのですが、もう、時効でしょう??

 

書かせて下さいm(__)m

 

 

 

足を引きずりながら、なんとか3湯の湯巡りを終え、

 

下山するのですが、もう夫の足が限界のようで・・・。

 

数十メートル進むのに、とても時間を要する。

 

それがだんだん数メートルになり・・・。

 

どうしよう、暗くなっちゃう。

 

そんなつもりはなかったので、懐中電灯は持ち合わせていないし、

 

なんとか、八丁湯あたりまで戻って来たので、急遽宿泊の

 

お願いしてみようか?も考えるけれど、入浴料以外は(お財布)

 

車に置いて来ちゃった。

 

 

 

本当に、どうしよう。夫をこの場において、取りあえず、

 

車に、懐中電灯と、お財布取りに戻るか?

 

それにも、往復3時間かかっちゃう。どうしよう。

 

でも、山に入ったのは自己責任。なんとか下山しなきゃ。

 

 

 

中々、前に進まない私たちを、八丁湯の送迎車の方が

 

何度か通り過ぎ、異変を感じ停まって下さった。

 

そして、事情を話すと乗せて下さったんです。

 

車でも、30分くらい揺られましたでしょうか。

 

私は、自分を反省し、山で遭難したかもしれないことを思うと

 

(山の入口に遭難事故の看板がありました)

 


涙が止まりませんでした。

 

夫婦淵に到着し、バスを降りると、膝から崩れ落ち、涙が

 

止まらない私に、「大丈夫だよ」って声かけて下さいました。

 

こんなに、ありがたい話なのに、ずっと今まで人に言えませんでした。

 

 

 

 

これを機に、温泉巡りで、無理をしないことを決めました。

 

 

 

 

今まで、湯巡りの旅を沢山して来ましたが、

 

1番記憶に残る、人に助けてもらったエピソードNO1です。

 

 

 

 

ここに書いちゃったし、改めて、当時の事を思い出しました。

 

今は、温泉を控えていますが、また、体が回復すれば、

 

ゆっくり行きたくなりました。

 
 2005/10/1 お気に入り度 ★

 

  栃木県日光市川俣876   0288-96-0306

 

   9時~15時 ¥500  八丁の湯サイト