東京・江戸川区のパンとおやつのおいしい教室「15-Kitchen」のYUMIZOです。

 

今日は料理ではなくどっちかっていうと「工作」「日曜大工」的な話題。

 

パン作りにちょっと便利なグッズを手近なもので何とかして代用する方法を紹介。

 

今回ご紹介するのは・・・

「フランスパン取り板」「スリップピール」です。

 

 

何それ? まずはイメージを知って頂く為に動画でご紹介!

 

 


 

↑この動画は、前回の、「ZOOMでカメラを2台使って顔と手元を映す」の話につながる、『実際にこんな風に画面を切り替えて講習するよ』というデモを兼ねて撮影しました。

 

前回の記事↓  よかったら合わせてご覧ください。
 

生徒として編

 

講師として編

 

 

 
 

 ★★ 取り板とスリップピールの話に戻りますよ! ★★

 

 

 ●フランスパン取り板 

P1060596
柔らかく緩めの生地であることが多いフランスパン。

緩くて細長い生地を、布取りしたキャンパス地から天板などに移動させる時に、折れ曲がることなく優しく動かすための補助板「フランスパン取り板」です。

長方形なんですが、厚みが傾斜して三角になっているので、生地とキャンバスの間に差し込みやすい。

 

 

 

でも! フランスパンをたまにしか作らないのならそんなに値段をかけるのも、ね。

そこで、私はが使っているのは・・・

ベニヤ板。

 

ホームセンターで端切れで安くなっているベニヤを買ってきます。

あらかじめ、サイズを計っていって、そのサイズにカットしてもらえばらくちん。(一辺ワンカット50~100円程度の手数料)

頑張れる方はノコギリで、ファイト!!

20210529-F111-自作 フラン

最初に天板の長い方の辺に合わせて、大きい方を作ったんですが、短辺に合わせるためと、後に導入した小型コンベクションオーブン「オーヤマくん」用も兼ねて、小さいサイズも作りました。

 

 

買ってきたベニヤ板は丁寧にやすりをかけて角などが当たっても痛くないように処理します。

 

表面も両面、きれいに紙ヤスリで、やすりがけ。

そして、木の粉が残らないように丁寧にふき取ってからしっかり乾燥。

 

その後、食品が触れるものに使っても大丈夫なタイプの水性ニスを全面に丁寧に塗ります(3~4回) 

・・・・白木のままでもいいのかもしれないけれど、塗った方が滑りがいいし、水洗いしても水分が染み込まないかなと思ってそうしています。

 

↑「食品衛生法適合」と書いてあるタイプね。

刷毛で塗ります。

濃くなってきたら水で薄められます。
 

まる一日以上、しっかり乾燥させたら完成。

 

紙やすり、ニス、刷毛もホームセンターで売っているのでベニヤ板といっしょに買ってくるべし!

 

ちなみに、取り板の代用。

こういうものを使っている方もいるそうですよ。

 

 

こちらは文房具屋さんで売っています。

しっかりした厚紙だからいいかもね。

 

 

 

 

 ●スリップピール板 

 

もう一つ、「板」アイテム。

20210524-F007-ピタ&バジル

ピザ・ピタパン・バゲットなど、通常のパン焼きよりも高温に予熱した熱々のオーブン(天板ごと)に生地を入れる時、どうしていますか?

20210524-F014-ピタ&バジル

天板をいったん取り出す?

でもそうすると庫内温度が下がっちゃう!

 

そういう時に便利なのが「スリップピール」という板。

こんな感じです↓

 

 

 

 

 

 大きなピザ窯のあるピッツェリア的なイタリアンのお店で、巨大なチリトリのようなモノにピザをのせてさっと窯に差し込む様子を見たことがある方もいらっしゃるのでは?

 

あると便利だけど、なかなかいい値段。

身近なもので何とかなります。

 

手っ取り早いのは段ボール。

ちょっと厚手のしっかりしたもの(Cottaとか富澤商店で重たい粉などを注文した時の箱なんていい感じ!)を、天板の横幅よりもちょっと狭めのサイズにカットして使います。

 

ちなみにアマゾンに注文した時に届く箱の中に入っている底板がサイズ的にはちょうどいいのですが、ちょっと強度が弱くて、ピザを乗せたらクタッと曲がって落としそうになり焦ったことがあるので、しっかりした段ボールを使ってね。

 

20210529-F112-自作スリップ

そして、もうちょっとちゃんとしたい時は・・・・。

さっきの「取り板」同様、ベニヤ板で。

ホームセンターで切ってもらって、やすりかけて、ニス仕上げね。

 …取り板は、熱いオーブンに一瞬差し入れることを考えると耐熱温度的にニスはやめておいた方がよいかもしれないです💦

 

 

 

チリトリのような持ち手がなくても、十分、これで間に合います!

 

動画の中でも話していますが、プラスチックの薄いまな板で代用できないの?と前に質問頂いたのですが一瞬とは言え、250℃、300℃の熱いオーブンに差し込むので耐熱性を考えると溶けちゃうかも。木や紙の方が安心です。

100円ショップの薄いまな板でも、木製のものがあったので、それならサイズが合えば代用に使えると思います。

いずれにしてもくれぐれも火傷や熱源に触れての燃え移りには注意して下さいね。

 

 

 

この板、天板のほんのちょい小さいサイズで作っておくと、「ベンチタイム中の生地のちょい置き場所」や、「発酵中、オーブンを予熱しなければならないからいったん庫内から取り出して予熱完了待ち中の待機場所」としても便利!!

 

この上にオーブンシートごと置いて、布巾や箱をかぶせて待たせておくの。

そうすると、「待ち中」にパン捏ね場所を何かで使いたい時に、板ごと、邪魔じゃない場所に移動できるんです。

 

「ベンチタイム中のちょい置き場所」&「予熱待ち中の待機場所」の話は、他にも便利アイテムネタがあるので、また後日書きますね♪

 

 

 

このスリップピールが大活躍する「50分パン ピタ&バジルポテト」

20210529-F024-50分パン 

 

引き続き、リクエストレッスン可能ですよ♪

 

 

 

 
 
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