白い袴は紺屋の羽根飾り(こころいき) -37ページ目

シアターグリーンBIG TREE THEATERにて。

Wキャストをマチソワしました。キャストが好みすぎる♪


マチネ ブーツ班

 セス/藤岡正明さん

 マイク/tekkanさん

 エイミー/富田麻帆さん

 ダン警備官 ヴァージル/柳瀬大輔さん

 ロアンダ警備官 ママ・ハーレー/荒木里佳さん

 モリー警備官 フェイス/水野貴以さん


ソワレ コンパス班

 セス/藤岡正明さん

 マイク/tekkanさん

 エイミー/RiRiKAさん

 ダン警備官 ヴァージル/柳瀬大輔さん

 ロアンダ警備官 ママ・ハーレー/五十嵐可絵さん

 モリー警備官 フェイス/岡村さやかさん


かつて親友だった二人がそれぞれの思いを抱きながらアパラチアントレイルを踏破する。

出逢う人々に触れ、抉られた傷をみつめる。

過去、彼らを隔てたものを、互いに口に出せない秘密を、新たな世界に踏み出すための過酷な道程。


トレイルで出逢う女子大生、飲んだくれ、ヒッピーの女、セスとマイクの心の氷を溶かすように彼らは自分を語る。

構成が完成されていて、演者の個性もみごとだ。

フェイスのわだかまりのない人懐こさ。喋らずにいる間にも愛嬌がある水野さん。素直さが出る岡村さん。

ヴァージルの柳瀬さんは、避けようのない事故を背負い過ぎゆく時間を追い求める。折り返しを過ぎた齢の凄絶な贖罪の人生を選んだ彼の勇気。

ママ・ハーレーの汎愛のキャラクター。ぶっ飛んだ荒木さん。軽やかな五十嵐さん。


マイクは、優秀であり更に突っ走る。故に自己偏重が過ぎ恋愛にしても人生にしても相手を置いていくようなきらいがあるのだろう。tekkanさんの色気と心の叫びが旅の終わりに向かい炸裂する。

セスの人生は足枷を科せられている。セスはそれに対して受忍できるだけの忍耐を持っている。彼を助け補うのは想像力。優しさに隠された強靭な魂。藤岡さんが頼りない幼い子供時代から苦悩の少年期、新たな未来に踏み出す勇気を見つける青年期までハマった演技で魅了する。


エイミー。男のコを従え、溌溂に冒険をし恋に生き、愛に揺らぐ。彼女は最初に言う。マイクを迎え一団は完璧になった、と。ひとりを選んだとき完璧さは崩れた。マイクが完璧を求めても三人が揃わなければ完璧には欠けるのだ。セスに揺らぐのも浮ついたものではなく、幸せだった失われた王国を求める子ども時代への回帰なのだ。

富田さんの元気溌溂で、愛への悩み浮き出すエイミー。

RiRiKAさんの母性ある、欠けた愛を満たそうとさすらうエイミー。


彼らは完璧な愛を逃しはしたが、愛の追憶を背負い旅立っていくのだろう。







東京国際フォーラム ホールCにて。

マサラミュージカル。

フォーラムのCは何故か初日に来ることが多いけど席に着くまでに疲れちゃうね。


アカーシュ/浦井健治さん

プリヤ/すみれさん

ヴィクラム/加藤和樹さん

ラニ/朝海ひかるさん

シャンティ/久野綾希子さん

マダン モーハン・グプタ/安崎 求さん

JK Mrリーディ/阿部 裕さん

スウィーティ/川久保拓司さん

クリケター 看守 アナウンサー 撮影スタッフ ボディガード/ひのあらたさん

サリム 看守 アヌバム 撮影スタッフ/小松拓也さん

ビルダー 刑務所長 ムムタズ 撮影スタッフ/五大輝一さん

キティ・ダ・スーザ スラム街の住人 囚人 ほか/高谷あゆみさん

スラム街の住人 囚人 ミス・ニュー・モナ ほか/原田 薫さん

ムンニ ほか/高田亜矢子さん

スラム街の住人 囚人 ミス・ワールド出演者 ほか/碓井菜央さん

スラム街の住人 囚人 ミス・ワールド出演者 ほか/唐澤裕香さん

スラム街の住人 女性運動家 ほか/中川和泉さん

スラム街の住人 ヒジュラ 囚人 アヌパムダンサー ほか/伊藤今人さん(梅棒)

スラム街の住人 ヒジュラ 囚人 アヌパムダンサー ほか/梅澤裕介さん(梅棒)

スラム街の住人 ヒジュラ 囚人 撮影スタッフ ほか/鶴野輝一さん(梅棒)

スラム街の住人 JKのボディガード 囚人 警備員 ほか/塩野拓矢さん(梅棒)

スラム街の住人 囚人 警備員 作業員 ほか/櫻井竜彦さん(梅棒)

スラム街の住人 JKのボディガード 囚人 アカーシュダンサー ほか/楢木和也さん(梅棒)



インドのミュージカルってあの有名な映画の感じ(観てないんですが)なのかなーと思いながらチケット取りました。

面白い、というより 楽しい かな?

ストーリーは繋がってるけど展開が速いうえにいつの間にかダンスと歌に魅入られてあっと言う間に進んでった感じ。

浦井さんはカッコイイし、周囲はどう思おうがブレないアカ-シュ、よかった。

すみれさんスタイルいいし、台詞もシッカリになってました。どんどんヒロインが合うようになってますね。

加藤さんの歌声が繊細で好き。ベスは加藤さんだけ観られなかったけど機会あったらまた観たい役者さんだな。

朝海さん、シシィ観て以来かな?露出の多い衣裳に締まったボディかっこいいね。

久野さんシャンティ、優し気でいい。

スウィーティの川久保さんがチャーミング。

ひのさんの声はやはり気持ちいい。

五大さんは見ものですよ。出し惜しみしないから。

高谷さんもひと声で奪うよね。

振付もしていらっしゃる原田さん、かっこいいダンス。

高田さんはバッチリハマってる。主役と張ってるいい役だわ。

中川さん、お初に観たんですが歌キレイ。


キャストがみんな見せ所持ってるから眼が足りないよ~、リピした~い!




 

IMAホールにて。

藤倉梓さんのカムイレラⅡ。


悪路王。鬼。蝦夷。まつろわぬ民。

中央に敵対した阿弖流為の後代の物語。

阿弖流為の子「人首丸」を主人公とし、その氷刀火率いる弓師(蝦夷は転訛したものと設定)と朝廷軍の征夷大将軍坂上田村麻呂との戦い、そしてカムイレラに繋がる帰結をファンタジスティックに描いています。

ヒトカの憂いと怒り、悩めるリーダー像が西川さんに合っています。

琅丸の海宝さん、いい声いい役。自らの力あってヒトカを認める立場カッコいい!

今さん田村麻呂、こっちの解釈だったか~。物語のキーパーソン。

木村さん阿十衣の凛々しさ、カムイレラへの橋渡しね。

森さん綿丸なんかこれからのストーリーがありそう。

蘇兎乃の井上さん、眼を惹く。

二人の少年、杉山さん仲里さんもいい。

舞歌というコロスの配し方、舞ってストーリーに入り込み、歌って時に流れる、大塚さんの振付の美しさか。


埋没した物語を掘り起し、カムイレラサーガの端緒を見事に創りあげた。



氷刀火  阿弖流為の子/西川大貴さん

琅丸  母礼の子/海宝直人さん

瑠璃  氷刀火の恋人/瀬戸早妃さん

坂上田村麻呂  征夷大将軍/今 拓哉さん

阿十衣  津刈物部氏の女/木村花代さん

小飛  弓師長老/田中利花さん

美和王  右大臣/戸井勝海さん

阿弖流為  胆沢弓師の長/麻田キョウヤさん

母礼  黒岩弓師の長/鎌田誠樹さん

阿真比古  阿弖流為の弟/佐野信輔さん

沙流河  都母物部氏の男/田中秀哉さん

來  氷刀火の母/山中美奈さん

雄日斗  弓師の男/森山大輔さん

木砂多  琅丸の従者/立崇なおとさん

阿佐斐  阿真比古の息子/小南竜平さん

井須麻呂  氷刀火の友/黒沼 亮さん

綿丸  田村麻呂の配下/森 雄基さん

宮丸  田村麻呂の配下/甲斐祐次さん

蘇兎乃  阿真比古の妻/井上陽子さん

氷刀火少年・葉乱/杉山裕美さん

耶奈  弓師の女/北嶋マミさん

伽耶  耶奈の娘/滝口恵梨果さん

紗良  弓師の娘/鹿又裕未さん

琅丸少年  /仲里美優さん

死の舞歌  /敷波美佐さん

シュトカペの舞歌  /鈴木裕香さん

舞歌(菫)  /鶴野久美さん

舞歌(若草)  /井上真菜美さん

舞歌(牡丹)  /勝目雪菜さん

舞歌(山吹)  /宮田佳奈さん

舞歌(菊花)  /窪田春加さん

舞歌(藍)  /加藤亜実さん

舞歌(萩)  /金村 瞳さん

舞歌(香)  /川田真由美さん

宇美・舞歌  /石倉来輝さん




博品館劇場にて。


ナヨン/石川えりなさん

ソロンゴ/山口賢貴さん


高汐 巴さん/三波豊和さん/川島なお美さん/KAZZさん/武者真由さん/中島大介さん


3年ぶり、韓国発の心を洗うミュージカル。

以前、再演版を観ています。

盥に水を張って洗濯板と足踏みで洗うというのは今の日本ではあまり見ることのない光景でしょう。

あからさまな差別や労使の不適切な関係、これらも日本に比べれば誇張(わが国にはない、といえないことは淋しいかぎりですが)されすぎなようなソウルの路地裏。

ゆえの、心の襞を撫でつけるかの機微ある作品です。


高汐さんがパワフルに大家さん、ベテラン書店員を演じています。

三波さんのいやったらしいパン社長、でも過去を歌う歌は絶品ですね。

武者さんの響く歌唱と、惹きつける笑顔。

山口さんの微笑ましい感情表現。


トークショーでは石川さんが一節かまして、本編がおとなしめだったので新鮮に届きました。


輝く未来ではなく、問題だって解決しないままそれでも日々暮らしていくことを描いて、さわやかな心情を残しました。



新国立劇場中劇場にて。

東京千穐楽。


ズボン船長/鈴木綜馬さん

ヤングズボン船長//なだぎ武さん

ケン/北島大輝くん

峯音・ネネン/佐藤薫子ちゃん

ケンの母/有希九美さん

海賊の親分/コング桑田さん

チャールズ/伊藤潤一郎さん

ソックラテス/友石竜也さん

ルソー/羽根渕章洋さん

ロバート/川口大地さん

ローズマリー/袴田明子さん

シェンシャラー/保坂淳也さん

ベンベリーナ/今吉めぐみさん

ミミ/磯貝レイナさん

ヨヨナ/井上珠美さん

若かりしヨヨナ/吉田萌美さん

若かりしフィフィ爺様/小林遼介さん

ルナ/華花さん

コヤマ先生/手島章平さん

クサノ先生/森崎みずきさん

ジョジョ/竹内 麗ちゃん

フィフィ/佐藤芽佳ちゃん

ドラコ/エド・はるみさん


少年と船は、心躍る組み合わせだ。

波をかき分け、見知らぬ世界へ夢を誘う。

帆船ならば風に帆をひろげ、汽船ならば力強く黒煙をたなびかせる。

船には冒険の匂いがする。


体が弱いことを揶揄される少年ケンは船乗りだという老人に出逢う。

ズボン号の船長の話の世界に飛び込むケン。

不思議な猫フィフィと、若かった頃の船長とともに冒険を目の当たりにする。

いつかケンは元気にあふれ、自信に満ちていく。

ズボン船長は船出をしていた。八番目の海へと。


ケンの成長譚であるとともに、いつか訪れる別れを暗示しながら冒険のすえに宝物を得る。

冒険のお話には、愉快で不思議で心あたたまるキャラクターが彩りを加えている。

ラスト、ズボン船長の大きな上衣をケンが着込んで終幕となる。

旅は引き継がれたのだ。

四本線の袖章が誇らしい。


少年はいつだって冒険者だ。