そんなもんだったのか
お盆の時期に季節はずれな話ですけど、
以前、何の番組だったか、
生放送中にアンケートをとっていたんです。
成人式はどんな服装で参加した？
っていうアンケートで、
晴れ着・袴
スーツ
普段着
行かなかった
という項目だったのですが、
どれが一番多かったと思いますか？
成人式に行かなかった。
が一番多かったんですよ。
実は、ぼくも成人式に行ってないんですが、
毎年、成人式のニュースを見ると、
「アホくさ。」
と思いつつ、そこかで何となく、
後ろめたい気持ちもあったんですよね。
何となく、
「不真面目な人生だな。」
という罪悪感みたいなやつ。
でも、アンケート結果を見たら、
「な～んだ。そんなもんだったのか。」
と、すっきり解放された気持ちになりました。
常識なんて曖昧なもんだ
まあ、アンケートは、
番組の視聴者の傾向が大きく反映されるので、
結果はある程度偏ったものでしょうけど、
リアルタイムのアンケート結果なので、
某放送局の過去に不正した世論調査に比べたら、
全然信用できますよね。
少なくとも、
多くの人が成人式に参加するより、
休日を満喫することを選んだのは事実でしょう。
とくにテレビのニュース番組では、
成人式の会場の様子、
毎年恒例の北九州の荒れた成人式の風景、
そういうものだけを放送しますが、
現実には成人式に参加していない人が多く、
ヤンキーイメージを印象付けられた北九州だって、
メディア側の偏った編集の結果であって、
現実には、成人のほとんどは普通の人でしょう。
でも、ニュースで毎年のように、
成人式の乱痴気騒ぎの様子ばかり流されると、
「北九州は野蛮な場所！」
というイメージが大勢に刷り込まれますよね。
成人式一つを取り上げてみるだけでも、
自分の常識の曖昧さがよくわかりますよね。
点は簡単に動く
ぼくは、たまにこう思うんです。
そもそも、常識なんていうのは、
世間を単純に観るために都合のいい点にすぎない。
点ってなんだと思いますか？
試しに、紙に点を描いてみてください。
・を実際に書くと、面積のあるものになります。
でも、あなたの中の点のイメージは、
実際には面積なんてなくて、
都合上、教えたい場所などを示す目印ですよね？
だから、場所は誰かの都合で簡単に動きます。
まあ、ありがちなのは、
金儲けのためのマーケティング的な都合。
そして、その常識を基準に報道するのは、
究極な話、広告主の都合と、
そもそも考えるのが面倒くさいから。
なんですよね。
本当の自分を見つけるのは難しい
ただ、
メディアだけを悪人にするのも違う話で、
やっぱり常識の曖昧さを自分が気づかないと、
買い物も旅先も、
好きなタレントさえも、
無意識のうちに誰かの都合で決められてしまう。
しかもそれは、
「自分が選んだ！」
と疑わなくなってしまうんです。
そして、ついには、
あなたの本当に好きなこと、
本当に目指したい夢は永久に見つからない。
そう思いませんか？
まったく、令和の時代は、
本当の自分を見つけるのが難しいですね。
あなたも、自分の中の常識、
ちょっと見つめ直してみてはいかがですか？
さあ、明日も機嫌よくいきましょう！
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