社会に余裕がないとアーティストの存在は否定されがちである。
それでも今日のように、年末年始のイベントなんかで音楽やダンス系は盛り上がりを見せるから、どんな環境でも音楽やダンスはまあ求められる存在かと思う。
余裕のない社会の下層階の絵描きは無能力者、非生産者と呼ばれ続ける。
30年近く前、フランスやスペインの洞窟壁画を見て廻った。
学者見解では原始宗教と結びつける傾向が伺われた。
「なんか違うんじゃないか。」と、それ以来一貫した空想を私はいだく。
絵を描く行為は、人類の本能だ。
子供にクレヨンを持たせばどこにでも書き殴る。
社会に有益な年齢になると、社会的に有意義な行為を強要されてようやく気付く人がいる。ああ自分は無能だったんだと。
クロマニオン時代にもそう感じた人がいただろう。
無能な集団が洞窟に篭って自分達には狩ることのできない動物を描く。
そういう悲しい物語があの壁画に示されている気がしてならない。
隣人が花火を打ち上げた。
年が明けたんだ。
年内の投稿に間に合わなくって年を跨いでしまった。
明けましておめでとう。






