四国遍路 区切り打ち10日目
久万高原は四国の軽井沢と言われるだけあって、標高も500mくらいあるそうなので、朝は霧がすごかった。
宿のガーデンタイムからの朝霧
今日は46番札所浄瑠璃寺に近い塩ヶ森までバスで行き、そこから51番まで歩く予定です。
8時半発のバスなのでゆっくりとガーデンタイムの朝食を。
久万高原から塩ヶ森へバスで約20分
バス停塩ヶ森、あたりに建物など何もないところ。ここで降りた人は他に誰もいなかった。
歩き始めて気が付いた。
スマホをバスに忘れてしまった。
連絡を取りようにも山の中なので誰もいなく、どうすることもできないので、ともかく浄瑠璃寺へ向かうことにした。
浄瑠璃寺近くになって民家があり、近くにいたおじちゃんに事情を話して、JR四国バスへ電話をお願いしたのですが、
電話番号を調べようと104に電話してもつながらない。104は廃止になったのか?
ガラケーなので検索もできない。
自分のスマホに電話をしてもらうと、呼び出しているが誰も出ない。
努力してくれたが駄目だったので、浄瑠璃寺の納経所で何とかしようと、おじちゃんにお礼を言って浄瑠璃寺へ向かった。
舗装された山道を下り、浄瑠璃寺到着
浄瑠璃寺の納経所で事情を話し、電話を借りてJR四国バスへ電話をししたところ、乗ったバスがまだ営業所へ帰ってないとのこと。
20~30分後にまた電話をすることにして、心を落ち着かせるため、お参りを。
帰りの飛行機のEチケットもオンラインチェック済みだったし、スマホがこんなにも大事だとは
第46番札所 医王山 養珠院 浄瑠璃寺(いおうざん ようじゅいん じょうるりじ)
浄瑠璃寺本堂
浄瑠璃寺大師堂
納経所で再度電話を借りてJR四国バスへ電話をしたところ、あったとのこと。よかった。松山営業所へ取りに行くことに。
取りに行くにしてもここからだと、バスがあるのか電車はあるのか?スマホがないと調べられない。
タクシーにしても呼んでもすぐには来ないだろし、保管してくれているので、焦る必要もないと考え次の47番八坂寺を目指して歩き、途中でバス停なりがあったら松山営業所へ取りに行くことに決めた。
次の47番八坂寺までは0.9km
道中の道案内
46番浄瑠璃寺から47番八坂寺への道
八坂寺へ到着
八坂寺の橋門
第47番札所 熊野山 妙見院 八坂寺(くまのざん みょうけんいん やさかじ)
八坂寺の納経
大師堂
八坂寺の境内
閻魔堂の左右にはトンネルがある。まず左の「地獄の途」に入 り、右の「極楽の途」から出る と、極楽浄土へ行けるといわれている。「極楽の途」には美しい浄土が、「地獄の途」のほう には餓鬼道や畜生道が描かれており、迫力ある地獄絵は見ものだ。また、橋門の天井画も鮮 やかな彩色で参拝者を魅了し ている。(文化庁)
閻魔堂は心の余裕がなかったためか見落としてしまった。
近くにバス停はなかったので次の48番西林寺へ
途中、別格文殊院のところで奥の細道、東海道、中山道、熊野古道、そして四国八十八か所と歩き続けてる人に出会い、スマホでバス停を調べてもらったところ、近くにありそうとのこと。
ともかくその方向へ向かってみることにしました。
スマホがないと道順もわからず、本当に不便さをしみじみ感じます。
途中道を聞こうにも、歩いている人もいないが、運よく喫茶店があったので一呼吸入。
コーヒーを飲んでいる間に、店の人が親切に詳しい地図を書いてくれた。
西野と言うバス停から松山市駅で降りるようにとのこと。
松山市駅に着いたが、JR四国バスの松山営業所がどこにあるのかわからないので、その辺の人に聞くと、歩いては遠いとのこと。
タクシーでなら行先を告げるだけなので、タクシーでJR四国バス松山営業所へ
無事スマホを受け取り、スマホで調べることができたので、遍路再開、48番札所へは松山市駅へ行き、電車で久米駅へ。
松山市駅
久米駅
久米駅からバスに乗り高井局前で下車。
歩き再開です。西林寺へ
西林寺到着
第48番札所 清滝山 安養院 西林寺(せいりゅうざん あんよういん さいりんじ)
本堂
西林寺の大師堂
境内から見た仁王門
手水舎と鐘
スマホも戻ったし、ゆっくりと松山市駅のデパ地下で購入したマイセンのカツサンドで昼食
西林寺から49番浄土寺までは3.2km歩きます
第49番札所 西林山 三蔵院 浄土寺(さいりんざん さんぞういん じょうどじ)
国の重要文化財に指定されている。境内から見た本堂と大師堂
浄土寺の本堂
大師堂
阿弥陀堂と観音堂
浄土寺の阿弥陀堂と観音堂
49番浄土寺から50番繁多寺へは街中を歩いて1.8km
第50番札所 東山 瑠璃光院 繁多寺(ひがしやま るりこういん はんたじ)
第51番札所 熊野山 虚空蔵院 石手寺(くまのざん こくぞういん いしてじ)
「衛門三郎」