物語も㉖まで参りました😆いつも皆様には感謝で一杯です✨🙏✨
前回の物語
素敵なテテとグクの動画を紹介して下さってる方がいらっしゃいました💖❤️💙
群青と真紅のイメージにも合うので、ご存知の方も多いと思われますが、知らない方の為に、紹介の許可を頂いたので載せますね✨✨✨✨
この動画、凄いっ🥹✨
— ρꪮ𝓲ρꪮ𝓲𝟝𝟝☺︎꒡̈⃝⌄̈⃝¨̮ (@tomozo_3939) 2023年5月7日
普段見ていて🐰と🐻の顔がここまで似てるって思わないんだけど…
こうして重ねてみると『どっちがどっち?』ってくらい瓜二つなのが凄いッ😍❤️
2人とも本当に美しい✨ pic.twitter.com/dREcDulDTH
では、物語が始まります❤️💙❤️💙
【テヒョンの怪我】
夕方、ほとんど人影が見えなくなり、プチ・パレスはテヒョンとスミス(一緒に来た従僕達は先に屋敷へ返した)とジョングク、宮廷の主治医(以降 宮廷医)だけになった
そしてパレスに残る怪我をしたテヒョンとその関係者の為に、宮廷から職員数名が派遣された
夕食の支度が始まる頃
宮廷医がテヒョンの診察の為に、部屋にやってきた
「殿下、失礼致します。お背中の状態を診察させて頂きに参りました、湿布もお取り替えさせて頂きます」
「ありがとうございますドクター。お願いします」
テヒョンが応えた
「ではドクター、私がお手伝い致します」
そう言ってジョングクがテヒョンのベッドに上がる
「テヒョン様、両手を上げられますか?」
「うん大丈夫、、いけるよ」
「では、どうぞ私の首に手を回してお掴まり下さい」
ジョングクはそう言いながら、首をテヒョンの前に差し出した
テヒョンは両手をジョングクの首に回し、手を組んだ
「それでは殿下、身体を動かしますよ。そのままチョン伯爵にしっかりお掴まりになっていて下さいませ。はい、ゆっくりいきますよ」
宮廷医がテヒョンの腰に手を添えて、背中を少しづつ宮廷医側に向けていく
「はい、これでよろしいでしょう。痛くはありませんか?」
「大丈夫です」
「それではチョン伯爵、殿下のお召し物を脱がせて頂けますか」
「分かりました」
ジョングクは普通に『分かりました』とは言ったものの、着ているものを脱がすことに気恥ずかしさを感じた
相手がテヒョンであれば尚更だった
テヒョン自身もドキドキしていた
しかし、とにかく二人共ここは何も考えないことにした。
「では失礼致します、テヒョン様」
「・・・うん」
ジョングクがテヒョンのシャツのボタンを外し、静かに脱がしていくと、白く艷やかな肩があらわになる
しかし、テヒョンの身体には包帯が巻かれていて、それが痛々しく見えた
「チョン伯爵、脱がして頂いたシャツをこちらへ。新しいシャツとお取替え致しますので」
スミスがテヒョンの替えのシャツを持ってきて言った
ジョングクはテヒョンのシャツをスミスへ渡すと、宮廷医が包帯を外すのを待って、ブランケットをテヒョンの肩から胸元に充ててやる。少しでも寒くないようにとのジョングクの配慮だ
「ありがとう」
テヒョンは目の前でブランケットを充ててくれているジョングクに笑顔を向けた
「寒くはありませんか?」
「大丈夫。充分暖かいよ」
「これは・・・!?」
包帯を外して湿布を捲った宮廷医が、テヒョンの背中を目にした瞬間、怪訝な声を出した
「ドクター、どうかしたのですか?」
テヒョンが訊ねた
「いえ、、、殿下が落馬をされた直後に私は診察を致しましたが、その時は内出血斑がかなり広範囲にごさいまして、だいぶ腫れておられたのです」
宮廷医はそう言った後、まじまじとテヒョンの背中を診直して、更に言う
「しかし、、今、もうその内出血斑が薄くなっておられるのです」
宮廷医は唖然としているようだった
「普通はどの位で治っていくものなのですか?」
テヒョンが再び訊ねた
「殿下のあの症状でございましたら、内出血斑が薄くなるまでに、早くても3週間は要します」
宮廷医の言葉に、スミスがテヒョンの背中側に回って覗いてみる
「本当でございますね。私もドクターとご一緒にテヒョン様のお背中を拝見致しましたが、痛々しい程赤紫色になっておいででした、、、」
「いや、、、本来なら有り得ません、あり得ませんが、、、これは驚きました、、物凄い回復力でございます」
宮廷医は驚きを隠せないでいた
宮廷医やスミスの驚いている声を聞いて、テヒョンはチラリとジョングクを見た
ジョングクはテヒョンと目が合うが、意味ありげに、にこりと笑っただけですぐに視線を外した
テヒョンはそのままジョングクを見ていた
宮廷医が更に細かくテヒョンの背中の状態を診ながら
「内出血斑や腫れが引いていらっしゃるので、これ以上の治療はもはや必要がなくなりましたが、念の為湿布だけは貼らせて頂きます」
と言うと、薬草にオリーブオイルを混ぜた塗布薬をゴムのパップに塗り込み、テヒョンの背中に貼った
その上から包帯を巻くと、ジョングクが新しいシャツを着せる
そして、ピローやクッションを整えて、テヒョンをゆっくり、静かにその上に寝かせた
「殿下、背中の痛みの方はいかがですか?」
宮廷医が手洗い桶で両手を洗いながら訊く
「完全には消えておりませんが、耐えられない痛みではありません」
「なるほど、、そうでございますか。背中への強打でしたので、当初は大変心配致しましたが、背骨に骨折がございますと、こうしてお話することも出来なかったでしょうから、そちらの心配はないと思われます。」
「そうですか、一安心致しました」
テヒョンが安堵して深く息をした
「ただし、大事を取られてしばらくは安静にして頂きとうございます。3日経って何もないようでしたら、少しだけベッドに寝られたまま、筋肉を解す運動をなさって下さいませ」
「分かりました」
「7日経過して、お座りになれるようでしたら、10日後には馬車に乗られてもようございます。お付きの方の介助はお願い致します」
「承知いたしました。ドクターの仰る通りに、テヒョン様にはご養生して頂きます」
スミスが宮廷医に手拭きを渡しながら言った
「今回のお怪我の記録は全て、殿下の主治医へご報告致します。・・・お帰りになりましたら、主治医の診察を受けて下さいませ。では、診察は終わりましたので失礼致します」
「ありがとうございました。宜しくお願い致します」
スミスが宮廷医を扉まで見送った
【テヒョンとジョングクとスミス】
宮廷医の診察が終わり、テヒョン、ジョングクとスミスで夕食が取られた
テヒョンは、ベッドテーブルに食事を用意してもらい、再度ジョングクに手伝ってもらう
「しかし、テヒョン様の回復力の速さは、神がかっておりますね」
スミスはなぜかジョングクの方を見ながらそう言った
ジョングクは特に気にするでもなく
「そうですね」
とだけ応える
「テヒョン様、しかしながらドクターが仰るように、ゆっくり養生して頂きますよ」
スミスは今度は本人のテヒョンに向いて言った
「分かっているよ」
テヒョンはそう答えながら、違和感を感じていた
スミスがジョングクにテヒョンの《回復力》について話している様子は、スミスが何かを知っているような感じに見えたのだ
それにテヒョンは、以前にジョングクがワインオープナーで怪我をした時に、自身で出血を即座に止めた時の事を思い出していた
それと今回のテヒョンの身体の内出血斑の回復に、何か関連があるのではないか・・・
しかしテヒョンはこの時点では、それを掘り下げて探ろうとは思わなかった
簡単に訊いたとしても、答えが1つだけでは済まないかもしれないと思っていた
そしてなぜだか、いずれその理由が分かる日が来るだろうという確信があったのだ
漠然とした確信だったが、テヒョンはそう感じた
食事が終わり、スミスが食器を片付け始めた
ジョングクがテヒョンのベッドの上のベッドテーブルだけ残して食器を下げた
「何もかも世話をかけてすまない、ジョングク」
「いいえ。楽しくやらせて頂いてますよ。その代わりスミス殿のお仕事を横取りしていますけど」
「おかげさまで、チョン伯爵には楽をさせて頂いてますよ」
3人は笑った。そしてスミスが
「さて、片付けが済みましたら、食後のお飲み物をご用意致しましょう」
と言うと
「あ!スミス殿、飲み物の準備は今しばらく待っていて下さい」
ジョングクが思い立ったように、そう言って部屋を出ていった
「なんだ?ジョングクはどうしたのだ」
「さぁ、、何でございましょうか」
スミスはとりあえず片付けを続け、食器を全てワゴンに乗せるとそれを部屋の外に出した
そして一段落着いて、テヒョンのベッドまで来る
「テヒョン様、ピローやクッションの居心地は大丈夫でございますか?」
「ああ、楽だよ。ジョングクはうまい具合にセットするな」
「軍隊では看護は必須でしょうから、チョン伯爵も士官学生時代に習われたのではないでしょうか」
「そうか・・・万一戦場に赴くともなれば、負傷するかもしれない危険はつきものだからな・・」
テヒョンは自分でそう言いながら、複雑な気持ちになった
そしてまた、スミスがジョングクが士官学生だった事を知っている、ということにも、先程感じた《違和感》を再び感じた・・・・
しばらくすると、ジョングクがポットとカップのセットを持って戻ってきた
「お待たせ致しました。ココアを淹れて持って参りました」
ジョングクはそう言って、テーブルに乗せた。そして1つづつカップにココアを注いでいくと、甘い香りが部屋を漂う
「ココアを用意してくれていたのか。うー・・ん、いい香りだ。今日もジョングクのココアが飲めるとは、嬉しいな」
「今日のランチの後で皆様にお出しするつもりだったのです。さ、スミス殿どうぞ」
ジョングクはそう話しながら、ひとつをスミスに勧めた
「ありがとうございます。チョン伯爵の淹れて下さったココアでございますか。楽しみですなぁ」
スミスは嬉しそうにテーブルに着いた
次にジョングクは2つカップを持って、ひとつをテヒョンのベッドテーブルの上に置き、もうひとつはベッドのサイドテーブルに置いた
ジョングクはテヒョンのベッドに腰を掛け、ベッドテーブルのカップを取ると、テヒョンの口元に運んだ
「まだお熱うございますので、、、」
テヒョンはふぅふぅと息を吹きかけて冷ましながら一口すする
そして味わいながら飲み込むと
「うん!美味しい」
と笑顔で言った
「では私もいただきます」
スミスはテヒョンが飲んだことを確認して一口飲んだ
「おお!これは、テヒョン様のお好みの甘さではございませんか」
スミスから驚きの声が上がる
「そうだろう?私も初めて飲んだ時に驚いたのだ。甘さの調整無しで飲めたからな」
「味覚は人それぞれ、好みは微妙に違うものですからね、、、いや、感動致しました。流石でございますな、チョン伯爵」
「やめて下さい、そんなに褒めて頂いては、流石に恥ずかしいです」
テヒョンとスミスが恥ずかしがるジョングクを見て笑った
「私は幸せ者です。こうしてチョン伯爵のココアをご馳走になりながら、テヒョン様のご交友の和に、ご一緒にさせて頂けて、、、」
スミスがしみじみと、嬉しさを込めて言った
「スミス殿、私はテヒョン様から教えられたのですよ『大事な友人の家の者だろ。大事にするのは当たり前ではないか?』と。私もテヒョン様から家の者を手厚く扱って頂いた時は涙が出ました」
「やめろ、ジョングク、、今度は僕が恥ずかしいではないか」
ジョングクがスミスと顔を見合わせると二人は笑い出した
「こらこら、こちらの身動きが取りづらいのをいい事に、なんで二人して笑っているのだ」
「ああ、テヒョン様、騒いだりなさったら御身体に障りますよ。ドクターが仰ってましたでしょう、安静にと」
スミスが笑いながら窘める
「そうですよ、テヒョン様」
ジョングクがスミスに便乗して言った
「二人とも〜〜!」
テヒョンは嬉しかった。例え《違和感》を感じる部分があったとしても、気を許せる人達と、和める時を持てる事が出来て幸せだと思った
こんな事を言ったら咎められるのだろうが、自分が落馬で怪我をしたおかげだとそう思った
※ 画像お借りしました










