群青と真紅 71【それぞれの家族愛】 | Yoっち☆楽しくグテを綴る♡

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ガチガチのグテペンです
現在、テヒョンとジョングクをモデルに小説を執筆中☆



前回の物語

物語の続きが始まります✨✨✨


【二人の憩いの時間】

ソレンティーノ伯爵を見送った後、テヒョンとジョングクはパックスを連れて散歩に出た。
チョン伯爵家の厩舎で、この年の春に産まれた仔馬を見るために、放牧場に向かう。
「あ、あの子ですよ、テヒョン様。」
放牧場で母馬と一緒に歩き回ったり、走ったりしている仔馬の姿が見える。
動きがまだチャカチャカしていて可愛らしい。
「おお、元気の良い綺麗な栗毛ではないか。」
「はい、それに鬣と尻尾が金髪なので、名前をブロンディ( Blondie )と名付けました。」
「なるほど、いい名前だな。
ブロンディー!」
テヒョンが名前を呼びながら柵に近付くと、仔馬は興味を示して近付いて来た。母馬が警戒して阻止しようとしたが、テヒョンは優しく声を掛け続けた。

「ほーら、ほーら、大丈夫だ。お前も一緒においで。」
テヒョンの声に落ち着いたのか、親子が揃ってテヒョンにの元にやってきた。
「よしよし、この子に触れてもよいか?」
先ずは母馬の額をゆっくり撫でながら、

そう声を掛けた。様子を見ながらもう片方の手でそっとブロンディの額も撫でてみる。母馬は怒らなかったので、どちらも首まで撫でてやった。ジョングクは黙ってその様子を見ていた。

「流石でございますね、テヒョン様。」
感心しながら柵まで来るとブロンディを撫でてやる。抱かれていたパックスは長く大きい顔に頬ずりをされて震えていた。
「ははは、パックス、ブロンディは挨拶をしてくれたのだぞ。」
「なんだ、パックスはブロンディが怖いのか?」
テヒョンはパックスの頭を撫でて慰めてやった。

「君の所はこのブロンディとパックスが加わって新しい家族が増えたな。」
「はい。もうそれだけで嬉しいです。小さい子は皆可愛いですからね。それと・・・」
ジョングクが言い掛けて止めたので、テヒョンが振り返り見た。
「恐れながら、、、、あなた様も私の家族、、、と思ってもよいでしょうか?」
テヒョンが一瞬目を丸くした。
「本来なら親族なのでしょうが、私にとってあなた様は、、、それだけ大切なお方です。」
ジョングクが甘く深い眼差しで見つめると、テヒョンの胸が弾けた。
「僕達は想いだけでなく、血も繋がっていたのだったな。ならばそう思ってくれるのは嬉しい・・・」
ジョングクはその言葉に高揚する気持ちを隠しきれず、テヒョンの体に腕を回して、そのまま肩を引き寄せると額にキスをした。

二人は寄り添いながら庭園を歩く。パックスはボールを追いかけ回して遊んでいた。
「先ほどのあのブロンディですが、実は私の誕生日の次の日に、テヒョン様にお見せしようと思っていたのです。」
「次の日?僕が泊まってずっと君と一緒にいることが想定だった?」
テヒョンがいたずらな眼差しで訊いた。
「勿論でございます。一日だけでは時間が足りません。ずっとそばにいて頂きたいと思っておりました。・・あなた様も同じ気持ちでいて下さったのでは?」
テヒョンは答える代わりに、ニヤリと笑ってパックスの所へ行ってしまった。
「あ!逃げないで下さい、、、テヒョン様。」
ジョングクは後を追い掛けた。


テヒョンとジョングクはパックスと沢山遊んでやった。
疲れて噴水の辺で二人が座って休んでいると、先程までじゃれていたのに、ジョングクの上でまどろみ始めていた。
ちょうど昼の食事の時間になったので、遊び疲れたパックスを抱いて屋敷に戻った。
玄関まで来るとセオドラ卿がちょうど出掛ける所だった。
「これは殿下、お加減はもう大丈夫でございますか?」
「ええ、おかげさまでこの通りです。セオドラ卿はこれから宮廷ですか?」
「はい。ここの所、定期的に参内致しております。」
「お忙しいのですね。」
「今の世界情勢を考えると仕方がありませんな、、、ではもう出掛けます。殿下にはどうか我が家でごゆっくりなさって下さいませ。」

セオドラ卿は一礼をして帽子を被ると馬車に乗り込んだ。
テヒョンとジョングクは馬車を見送りながら現実の社会を憂いだ。
「世界各地で起きている暴動や戦闘の話題が、街なかで普通に語られるようになっているそうだ。」
「はい、対岸の火事として見ることがもはや難しくなりました。」
一瞬ジョングクの瞳が紅く揺れたことにテヒョンは気付いた。宝石のルビーのような深い紅の瞳に見惚れてしまう。
「どうかしましたか?」
ジッと直視する視線を感じて訊いた。
「君の瞳が紅く動いていた、、、」
「ああ、、これは怒りを感じると出てしまうのです。テヒョン様は青く燃えるような色になりますよ。」
「僕の目が?しかし、そんなに怒ったことなどあったか?」

テヒョンは驚いて訊いた。ジョングクは笑いながら答える。
「キム公爵家のご領地をご一緒に旅行で周った時、テヒョン様はニールに剣先を向けて激怒なさった事がありましたよね。あの時でございますよ。」
「ああ、、そんな事もあったな・・・」
テヒョンがフッと笑った。
「あの迫力たるや誰もその場から動く事が出来ませんでした。それに私はなぜテヒョン様の瞳が青くなるのか、あの時は不可解に思っていました。」
その時に『あなた様は一体何方様(どなたさま)なのですか?』と、ジョングクから問われた事をテヒョンは思い出した。

「ヴァンティーダは皆怒りを感じると瞳の色が変わるのか?」
「はい。血筋や覚醒の有無に関係なく顕れます。また顕れる色についても、各々に違うと聞いています。」

「そうか、、それで君は紅で僕は青なのだな。」

テヒョンは自分が受け継ぐ種族の、不思議な現象に神秘的なものを感じた。

更に祖先の歴史に興味を持ち始めた。

「さ、テヒョン様、お昼のお食事に参りましょう。」

館に入るとパックスの飼育係が待機をしていて、ジョングクから眠気眼のパックスを静かに受け取った。




【祝福を受けた場所へ】



昼の食事の後、紅茶を飲みながら談笑をして過ごした。話をする中でテヒョンは、ある事が気になっていた。

昨日からジョングクと一緒にいても、なかなか我儘らしい事を言ってこないのだ。なのでそれとなく訊いてみることにした。

「ジョングク。」

「はい。」

「確か君は僕に我儘を聞いてもらうと言っていたけれど、いつその我儘を言うつもりだ?」

ジョングクは笑いながら答えた。

「もうずっと聞いて頂いてますよ。」

「え?」
テヒョンはどれが?というような反応をした。

二人は向かい合ってテーブルに座っていたが、ジョングクが自分のティーカップを持ってテヒョンの隣に来た。
「あなた様の時間を私が独占する事ですよ。」
「それが我儘なのか?」
ジョングクは両手でテヒョンの頭を包み込むと、優しく撫でるようにして頬も包んだ。
「今の私にとってあなた様と二人だけで会話をして、食事をして、愛犬や愛馬と戯れ、一緒に歩き、一緒に風を受け、笑い合う、、、それこそが幸せで贅沢な時間なのです。」

この言葉にテヒョンは嬉しさと共に、なんとも言えない、いじらしさをジョングクに感じた。
もしかしたら、当たり前と捉えてしまうような日常を幸せだと言える事は、とても幸運なことなのかもしれない。
世界で起きていることを考えたら、大切な人と過ごせる時間や環境は《贅沢》で《幸せ》で《奇跡》なことかもしれないのだ。ましてやジョングクは不穏に立ち込める暗雲と背中合わせにいる立場。
テヒョンは愛おしい想いを込めて、目の前の唇に自身の唇を寄せた。
ジョングクはテヒョンを抱きしめると、そのまま自分の上に座らせた。

二人は顔を合わせ額を付けた。
今この時一緒にいられる幸せを噛み締め、もう一度口づけをした。
その瞬間、幸せな想いが湧き上がるのと同時に切なさも交錯する。この時二人は全く同じようにそれを感じていて、また、これはお互いにしか感じない感情である事にも気付く。
感情が昂る中、二人は体中の血潮が沸き立つような熱を感じていた。

唇を離すとテヒョンが囁く。
「君の誕生日だったあの日、君の一部(血液)が僕の中に入ってから、僕の想いに反応するように、体中を暴れ回っているみたいだ。」
「それはあなた様の身体の中でも、私を受け入れて下さっているということですか?」
「拒絶反応が出なかったのだから、そういうことなんじゃないか?」
テヒョンは少し澄まして言った。
「そのお答えは、ズルいです、、、」
ジョングクはテヒョンの鼻の頭を指で弾いた。

ジョングクは随分前から、全身全霊でテヒョンを受け入れている。はぐらかした答えをしたということは、テヒョンも同じ想いでいてくれていると思えた。
「重くない?」
テヒョンはずっとジョングクの腿の上に座っていたので、辛くなっていないか気になった。
「平気ですよ。あなた様の重みが逆に愛おしいです。」
テヒョンの重みを感じている事が、ジョングクにとっては幸せだった。

テヒョンもとても幸せで、ずっと心は穏やかだった。
自分の生い立ちを知った時のテヒョンは、心が大きく揺さぶられ、ショックも隠しきれなかった。だが、ほんの数日前まであったそれらの感情が今は嘘のように落ち着いていた。
事実がどうであれ、また、自分が何者であろうが、大公やジョングクとの間の絆が変わってしまうことは無かった。
ましてや何かを失ってしまうような事すら何も無かったのだ。
ただそれだけのものなのだと悟った。


「ジョングク、前に君の所の領内の教会の前を通っただろう?」
「聖プレブロシャス教会ですね。」
「うん。訪ねてみたい。」
テヒョンは今ジョングクの所に居る間に、自分が洗礼式を受けた教会に行きたいと思った。
初めてジョングクと馬で出掛けた際に通った聖プレブロシャス教会。
あの時、懐かしいという思いが湧いたのは、何かしら無意識の中で記憶が刷り込まれていたからかもしれない。
「では明日一緒に伺いましょう。早速取次をしておきます。」
ジョングクはハンスを呼んで、教会への訪問の取次をするように頼んだ。


次の日の朝、馬車でテヒョンとジョングクは聖プレブロシャス教会へ向けて出掛けた。
去年は馬で通った道を馬車は進んで行く。
「一年が過ぎるというのは、こんなにも早いものなのだな。」
テヒョンが車窓の外を眺めながら呟いた。
「その間に色々ございましたね。」
二人はそれぞれに一年の歳月を振り返る。その間に馬車は目的地に到着した。教会の前にはジョーンズ神父がテヒョンとジョングクの到着を待って立っていた。

ジョングクが先に降りて挨拶を交わす。
続いてテヒョンが降りると、神父は手を取って挨拶をした。
「お久しぶりでございます殿下。」
「急な訪問で申し訳ありませんね、ジョーンズ神父。」
「いいえ、いつお越し下さるか一年前のあの日よりお待ち申し上げておりました。さ、どうぞ中へお入り下さいませ。」
テヒョンとジョングクは促されて教会の中へ入って行った。

身廊を真っ直ぐ進み内陣まで進んで行く。進んでいくうちにサンダルウッドの香りが漂って来た。テヒョンの好きなあのアロマの香りだ。
内陣まで来るとぐるりと教会内を見回して、
「ジョーンズ神父、私はここで洗礼を受けたと知りました。」
と話した。神父はハッとした表情をしたが、直ぐに笑顔になった。
「殿下はご自身の出生の事をご承知なのでございますね、、、」
「はい、つい最近に知りました。」
「そうでございましたか、、、では、こちらで少々お待ち下さいませ。」
神父はそう言ってその場を離れた。

しばらくすると、両手に青いビロード生地のクロスが掛けられた物を持って戻ってきた。それを祭壇の前の台の上に置くとクロスを外した。そこにあったのは皮で装丁された台帳で、《洗礼式記録台帳》と標記されていた。神父がいくつかページを捲り、
「こちらでございます。」
と言うと、テヒョンとジョングクは開かれた台帳を見た。
そこに記されていたのは、キム公爵家に保管されていた、あの洗礼証明書と同じ内容のものであった。
「こちらの台帳の方には、殿下の生みのご両親の直筆のサインがございます。」

テヒョンの洗礼式記録台帳のページの一番下に、《父∶ベリスフォード・ヴィンセント・サミュエル》と《母∶ステファニア・マリア・アンドレア》の名前が記されていた。
「チョン伯爵の洗礼式記録もございますよ。」
テヒョンの洗礼式の二年後にジョングクの洗礼式の記録も綴られていた。
「お二人共こちらで洗礼式を受けていらっしゃいます。そのお二人が今こうしてお揃いで、この教会にいらっしゃることが奇跡と申しますか・・・お導きと申しますか・・・」
神父は感慨深げに二人の顔を見ていた。
この空間の中で、自分は生みの両親の元で神の祝福を受けたのだと、テヒョンは改めて実感した。それにジョングクも時を別として、同じ教会で祝福を受けている。

「本来であれば、生後2〜3ヶ月に洗礼を受けるのですが、王太子殿下の強いご希望で新生児期の洗礼式となりました。王太子殿下のご容態がよろしくない中での洗礼式だったのでございます。・・・ですが、そんなご様子は一切見せず、それはそれは貴方様を慈しみ、お幸せそうなご家族でいらっしゃいました。」
テヒョンは苦しい体力の中、どうしても洗礼式を行いたかった《父親》の気持ちを思いながら、台帳に書かれた生みの両親のサインを指で撫でた。

「それと、大事な事がもう一つございます。殿下に是非見て頂きたい物があるのです。どうぞこちらへ。」
神父に案内されて中央交差部から袖廊へ移動した。
袖廊の中程まで来ると神父が壁に掛けてある絵画を見せた。
「殿下、こちらは洗礼式でのご家族の肖像画でございます。」
テヒョンはゆっくりと視線を上げていった。
そこに描かれていたのは、洗礼式のドレスをまとった赤子が、母らしき女性に抱かれていて、父らしき紳士がその二人を包み込むように抱いている肖像画だった。テヒョンの目は釘付けになった。紳士の表情は優しく愛情溢れるもので、とても体調が悪そうには見えない。女性の表情も母としての自信に満ちた美しさを醸し出していた。

「肖像画は事実よりもよく見せようと、手を加えられる事がありますが、こちらの王太子殿下とステファニア様のお顔は実際の表情と全く同じでございます。
王太子殿下のご体調を考慮して約15分間のスケッチでございましたが、苦しいお顔ひとつされませんでした。」
「ジョーンズ神父はその場にいらしたのですね?」
「はい。しっかりとお手伝いをさせて頂きました。」
テヒョンは改めて絵を見た。王侯貴族の肖像画は、例え家族と一緒のものであっても、威厳に満ちた立居振舞で描かれる。しかし、この肖像画は人間味溢れる家族愛に満ちていた。テヒョンは肖像画の前から動けなくなってしまった。

「王太子殿下はきっと喜んでおられると思います。いつかもしも息子が訪ねて来る事があったら、仕上がった絵を見せてやって欲しいと、遺言なさっておいででしたから、、、」
テヒョンの目から涙かこぼれ落ちた。ジョングクが静かに近付いて肩を支える。
「この絵を見ずに逝ってしまわれたのか・・・?」
「残念ながら、、、。この絵が仕上がりましたのは、王太子殿下がお亡くなりになって3週間後でございました。」
神父の言葉にテヒョンは深く目をつぶった。胸の中は説明のしようがない痛みが渦巻いていた。

教会に時間を知らせる鐘が鳴り響く。
まるでベリスフォード王太子への祈りの響きのようにテヒョンは感じた。
全て鳴り終わるまでその場で黙祷をして待った。
鐘の音が止むと、テヒョンは絵画に一礼をした。
「ジョーンズ神父、今日はお忙しい所ありがとうございました。」
「いいえ、またいつでもお越し下さい。お待ちしております。」
神父はテヒョンの手を取って何度も頷いた。

「ジョーンズ神父、このサンダルウッドの香りは・・・」
テヒョンが思い出したように神父に訊ねた。
「この教会の定番のお香でございます。殿下の洗礼式の時にも、サンダルウッドを練り込んだキャンドルを使いました。」
「そうでしたか、、、。」
テヒョンは納得したように笑った。
「最後に、、、私を産んで下さったステファニアとおっしゃる方はご健在なのでしょうか?」
「私の立場から詳しい事は申せませんが、、、」
神父は少し躊躇して続けた。
「時々お会い致しますがステファニア様はお健やかにお暮らしです。」
「そうですか。教えて頂きありがとうございます。」
テヒョンは神父の言葉に少し安堵した。


神父に見送られてテヒョンとジョングクは教会を後にした。
しばらく馬車の中は静かだった。テヒョンは物思いにふけるように、窓枠に頭を預けて外に視線を向けていた。
ジョングクはそんなテヒョンを見守った。
馬車がある程度進んだ時、テヒョンはジョングクに視線を向けた。縋るような潤んだ瞳を見て、どうぞ隣にと合図を送る。
テヒョンはすぐさまジョングクの隣に移動をすると体を預けた。

テヒョンの心の中は沢山の感情で溢れていて、また、葛藤するように揺れ動いてもいた。どの思いも蔑ろなんかには出来ない大切な思いだった。
ジョングクは何も言わずただ黙って寄り添い、しっかりと肩を抱いて支えた。
《家族》とは・・・・・
二人は各々考えを巡らせた。こうあるべきという正論で括れない、奥深い想いがそこにはあって、様々な結びつきがある。どんな家族構成でも他人には到底、理解出来ないような絆の繋がりもあるだろう。

テヒョンは特に、ベリスフォード王太子の力強いほどの愛に圧倒されてしまった。
命を懸けてまでタブーとされた領域に踏み込もうとする、、、いや、踏み込んだのだ。
その絶対的な《父の愛情》に対して、自分はどう応えていけばいいのだろう?テヒョンは真剣に考えた。
言ってみれば自分は父の命と引換えに授かった命といえる。尊い生みの父の献身的な想いの前では、今の自分は人としての力量が、全然足りてないのではないかと思えたし、まだまだ荷が重いような気がしてならなかった。
ジョングクはテヒョンが恐れ慄いている脅威を肌で感じて、また理解もしていた。

二人を乗せた馬車は、心なしかゆっくり優しく帰り道を進んでくれているように感じられた。
テヒョンはジョングクの優しさに揺られながら。

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