ランドセルの構造紹介-縫製工程【横マチ箇所】|牛革スムース今期製造時期お知らせ | シンプルな牛革ランドセルを東大阪で作っています。

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半かぶせタイプも人気あります|便利な持ち手付

☎TEL06(6727)5947

◆ランドセルの構造紹介の前に工房よりお知らせ◆


前期末(2016年3月頃)より当工房オフィシャルホームページなどで在庫切れ表示になっていました・・
品番①牛革スムース・ベーシックタイプ・黒

品番①牛革スムース・ベーシックタイプ・チョコ

品番②牛革スムース・半かぶせタイプ・チョコ

が完成しましたのでご報告差し上げます。


その他のタイプも合わせまして現在、当工房オフィシャルページで全商品注文可能です。

工房ホームページ  でも記載しています。


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当工房はブログタイトルにもある通り、

シンプルかつ丈夫なランドセルを作っているのですが、

代表的な各パーツの主な製造方法は他メーカーとほぼ同じだと思います。
ランドセルの構造と並びに縫製工程は大きく分けまして、


◆カブセ箇所

◆横マチ箇所

◆前段・仕切り箇所

◆バンド箇所

◆背裏箇所


の5か所(5工程)です。




↑今回はその中からランドセルの側面部分に位置する、

大マチ-小マチ箇所の構造と縫製工程を紹介いたします。




↑裁断直後の大マチ・小マチ(本体素材:スムース牛革)です。



↑大マチ箇所の本体生地と張り合わせる内臓部分。

要するに大マチの中身です。





↑補強素材タフテルの拡大画像


大マチ箇所やランドセルのさまざまな各箇所で、

内部芯素材として使用されている骨組み素材です。

※タフテルは()クラレが開発した軽量の仕切り素材です。

主にランドセの骨組み(補強)素材として使用されます。

繊維とゴム樹脂の合成素材で、軽くて強いです。


タフテルの詳しい説明は

【関連記事】

目立たない箇所で活躍している素材(ランドセル内蔵芯素材:タフテル)

で紹介しています。



【↑大マチ中身の拡大画像】





↑大マチ上部に内蔵されている扇形の素材は↓



↑ポリシートというアーマープラスチック製の素材を使用しています。


堅くて弾力のある素材です。


ランドセルの構造の中で大マチは


ランドセルの型崩れを防ぐため一番強度の求められる箇所で、


その内部は外見からは見えない部分ですが、

こういう骨組み箇所の構造や造りは丈夫な製品作りにおいて


とても重要な要素にあたります。





↑大マチ部分の吊り下げカンなどを取り付ける箇所の細バンドです。

【本体と同じ本革を使用】




↑完成ランドセルを正面から見て

左側にDカン

右側にナスカン

を取り付けています。

【関連記事】

ランドセル吊り下げカン紹介とその起源について

を参照ください。







↑ミシンで縫製完了後の大マチと中マチです。


説明が重複するかもしれませんが、


ランドセルにおけるマチ箇所は


主にランドセルを机の上などに寝かした際の


上からの圧力に耐えるため、


要するにランドセルの型崩れを防ぐための重要なパーツです。

以上、今回は
横マチ箇所の縫製紹介というよりも、

普段、外見からは見えない部分のマチ内部の構造を紹介いたしました。



★ご入学用ランドセルの生地見本郵送できます。

※生地の切れ端なのでちと不細工ではありますが、色と生地の質感をお確かめいただくには十分かと思います。
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