◆ランドセルの構造紹介の前に工房よりお知らせ◆
前期末(2016年3月頃)より当工房オフィシャルホームページなどで在庫切れ表示になっていました・・
品番①牛革スムース・ベーシックタイプ・黒
品番①牛革スムース・ベーシックタイプ・チョコ
品番②牛革スムース・半かぶせタイプ・チョコ
が完成しましたのでご報告差し上げます。
その他のタイプも合わせまして現在、当工房オフィシャルページで全商品注文可能です。
※工房ホームページ でも記載しています。
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当工房はブログタイトルにもある通り、
シンプルかつ丈夫なランドセルを作っているのですが、
代表的な各パーツの主な製造方法は他メーカーとほぼ同じだと思います。
ランドセルの構造と並びに縫製工程は大きく分けまして、
◆カブセ箇所
◆横マチ箇所
◆前段・仕切り箇所
◆バンド箇所
◆背裏箇所
の5か所(5工程)です。
↑今回はその中からランドセルの側面部分に位置する、
大マチ-小マチ箇所の構造と縫製工程を紹介いたします。
↑裁断直後の大マチ・小マチ(本体素材:スムース牛革)です。
↑大マチ箇所の本体生地と張り合わせる内臓部分。
要するに大マチの中身です。
↑補強素材タフテルの拡大画像
大マチ箇所やランドセルのさまざまな各箇所で、
内部芯素材として使用されている骨組み素材です。
※タフテルは(株)クラレが開発した軽量の仕切り素材です。
主にランドセの骨組み(補強)素材として使用されます。
繊維とゴム樹脂の合成素材で、軽くて強いです。
タフテルの詳しい説明は
【関連記事】
★目立たない箇所で活躍している素材(ランドセル内蔵芯素材:タフテル)
で紹介しています。
【↑大マチ中身の拡大画像】

↑大マチ上部に内蔵されている扇形の素材は↓
↑ポリシートというアーマープラスチック製の素材を使用しています。
堅くて弾力のある素材です。
ランドセルの構造の中で大マチは
ランドセルの型崩れを防ぐため一番強度の求められる箇所で、
その内部は外見からは見えない部分ですが、
こういう骨組み箇所の構造や造りは丈夫な製品作りにおいて
とても重要な要素にあたります。
↑大マチ部分の吊り下げカンなどを取り付ける箇所の細バンドです。
【本体と同じ本革を使用】
↑完成ランドセルを正面から見て
左側にDカン
右側にナスカン
を取り付けています。
【関連記事】
を参照ください。
↑ミシンで縫製完了後の大マチと中マチです。
説明が重複するかもしれませんが、
ランドセルにおけるマチ箇所は
主にランドセルを机の上などに寝かした際の
上からの圧力に耐えるため、
要するにランドセルの型崩れを防ぐための重要なパーツです。
以上、今回は
横マチ箇所の縫製紹介というよりも、
普段、外見からは見えない部分のマチ内部の構造を紹介いたしました。
★ご入学用ランドセルの生地見本郵送できます。
※生地の切れ端なのでちと不細工ではありますが、色と生地の質感をお確かめいただくには十分かと思います。
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