ランドセルの構造紹介-縫製工程【背裏箇所(せうらかしょ)】| | シンプルな牛革ランドセルを東大阪で作っています。

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☎TEL06(6727)5947

当工房はブログタイトルにもある通り、

シンプルかつ丈夫なランドセルを作っているのですが、

代表的な各パーツの主な製造方法は他メーカーとほぼ同じだと思います。

ランドセルの構造と並びに縫製工程は大きく分けまして、


◆カブセ箇所

◆横マチ箇所

◆前段・仕切り箇所

◆バンド箇所

◆背裏箇所


の5か所(5工程)です。




【完成したランドセルの裏側からの画像】

今回はその中からお子様の背中に触れる部分である

背裏箇所の構造と縫製工程を紹介いたします。


【↓背裏の中に内蔵してます背中の土台となるボードです】




↑名称はパロニア材といいます。

軽くて強くランドセル用の背裏骨組みとしてはピッタリの素材です。

ちなみに昔は厚めのベニヤ板を使用していましたので

重くて割れやすかったです。

軽くて強いランドセルは職人の腕だけでは作れません。

こういった材料屋さんの日々の研究-開発にも助けられておりますにひひ



↑背負って背中にあたる箇所ですので

3方柔らかいウレタンを固定して

クッション性が求められる箇所なので

もう一枚パロニアと同じ大きさのスポンジを一枚重ねてから・・

↑背裏専用に開発されたクラリーノ製の新素材です。

これをパロニアに貼ってから・・

↑あえて説明はいりませんね。

縫製して完成です。


◎まとめまして

背裏箇所の製造工程は

土台となるボードの中にクッション素材を入れて

背裏素材(アイボリー)を張り

抑えてから縫製で完成です。

他の箇所と比べてもそれほど複雑ではないのですが

「使用素材」につきまして、


 
☝昨年まではソフト牛革(画像)を使用していましたが、今期(2017年入学用)よりクラリーノ製の新素材を使用していくことになりました。

理由についてですが、結論から申し上げますと生地裁断の作業効率です。
素材自体の強度や生地自体の柔らかさは前に使用していました牛革もソフトな物なので今回の物となんら変わりません。

牛革裁断は手間がかかる上、新素材の方が表面がサラッとしていて汗などによる油汚れなどは拭き取りやすいと判断いたしました事から、今回の使用素材変更に至った次第です。


以上、【背裏箇所(せうらかしょ)】の構造紹介と縫製工程でした。


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◆工房よりお知らせ◆

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前期末(2016年3月頃)より当工房オフィシャルホームページなどで在庫切れ表示になっていました・・
品番①牛革スムース・ベーシックタイプ・黒

品番①牛革スムース・ベーシックタイプ・チョコ

品番②牛革スムース・半かぶせタイプ・チョコ

が完成しましたのでご報告差し上げます。


その他のタイプも合わせまして現在、当工房オフィシャルページで全商品注文可能です。

工房ホームページ  でも記載しています。


以上、↓当工房の全商品です↓

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ランドセル全商品紹介カタログの記事

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ご購入者様からのサンクスメッセージの記事
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★ご入学用ランドセルの生地見本郵送できます。

※生地の切れ端なのでちと不細工ではありますが、色と生地の質感をお確かめいただくには十分かと思います。
★ご請求ページはこちら★


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★6年間使用済みランドセルのミニサイズ加工受付中です。

ミニランドセルにリメイクのオフィシャルページもどうぞ。

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[ナカノランドセル

↑工房のオフィシャルページへリンク(別窓)


★営業時間:0930-1700
12時前後~1時間程お昼休みいただきます。

★定休日:水曜日定休
水曜日が祝日の場合は木曜定休

少人数手作りの小さなランドセル工房です。

工房には年中誰かは居ると思いますが、

ご不安な方はお電話確認されてからのご来店をお勧めいたします。

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