こうして人類は進化を続けながら、アフリカを出て旅をつづけ、
進化もしていった。
魚から両生類を経て陸上に棲み始めた類猿人は、
進化を進め、木の上から地上に降りた。
そして道具を使う人に変わっていった。
地球上ではカラスや猿が道具を使うが、
それは極めて初歩的な道具の使用でしかない。慣れていくのはこれからだ。
次に人類は動物を殺す槍や弓矢を手に入れる。
黒曜石に本格的にaided (支援・援助)された文化・文明である。
石や鋭い黒曜石に加えて、狩猟ではなく、
食べ物を生産する稲作、麦作が始まる。
日本では最近、縄文時代に稲作は始まっていたという説があり、
ボクらが子供のころ教わった、大陸から弥生時代に伝えられたーー
という稲作とは少し変化してきた。
青銅器や鉄に道具は進化して、農工器具aided (支援・援助)の畑作が始まる。
こうした作る穀物、野菜類の畑作が始まるとーー
人類は農産物を生きるための糧とし、それを集落ごとに収奪することを考え、
たがいに収奪するための道具ーーを開発することを始める。
農工器具、狩猟に使っていた道具を収奪、戦争のために使い出していった。
狩猟に使っていた槍や弓矢が人を殺すための道具に変わり、
それ自体が進化を遂げる。
人を殺し、それを自衛のためとして、弓矢、刀、槍が進化していく。
そして、モンゴルによって爆弾、鉄砲に進化する。
火薬の発明による、大量殺人兵器支援による大規模戦争時代への突入だ。
鉄砲、砲弾ーそれらはそれぞれに進化していく。
そうした人殺し兵器の進化と相互して、
産業も変化・進化していく。
マニファクチャ(家内制手工業)から、
機械にaided (支援・援助)された産業革命へと進む。