マキタの新型バッテリー式ラジオスピーカー

 

 

MR113にも

マイク端子が装備されていますね。

 

が、実際に使ってみて

残念に思われた方もいるのではないでしょうか?

正直オマケレベルです。

PA機器をいじっている自分に言わせると

玩具と言わざるを得ません。

 

拡声器として使用したいのなら

MR113の選択肢は無いと思っていただいて構いません。

 

かといって

BOSEのバッテリー式オールインワンPAスピーカー

 

S1 PRO

までお金をかけるのはなー

という方に朗報です。

 

実際BOSEのS1 PROを購入前提で

試聴に行きましたが、好みの音ではありませんでした。

 

ここで、良い音とは何なのか

もう一度考えてみましょう。

 

これが理解できていないと、どんなにお金をかけても

目的の音にはたどり着けません。

 

簡単に言うと

オーディオマニアの求める音質=ゴールと

ライブなどで使用する音響機材の目的、ゴールは

異なるという事です。

 

例えばアンプの出力が低くても

「高音質」を目指すことはできますが、

ライブに向いている音にはなりません。

 

反対にライブ用のPA機材で

高音質音源を再生しても、

オーディオマニアが唸る事は無いと思います。

 

そして私の例でいうと、

例えいくらお金をかけても

オーディオマニアの「良しとする」音響機材では

自分の耳、体、心を満たすことはできなかったのです。

 

私が求めていた音(ゴール)は

質ではなく、圧でした。

 

これは感覚での話になってしまうのですが、

私の考えでは音量が小さくても音の圧というのは存在します。

言葉にするなら「コシ」とか「ヌケ」といったものでしょうか。

特にコシは、たとえ音量が小さくとも

出力の高いアンプが有利だと思っています。

もちろん入力感度にも左右されますが、

その音のコシ、厚みというのは

音量には依存しないというのが私の意見です。

小音量でも厚みのある音というのは存在します。

 

小さいスピーカーだから

出力の大きなアンプはいらない。

は私に言わせれば誤りです。

 

ソニーの最近の機種では

 

 

持ち運びできるバッテリー式ポータブルスピーカーで

50Wもの出力を持たせています。

 

最近、飲食店でソニーのポータブルスピーカーを使う店が増えました。

まさかそこから?というような

うるさすぎず、かつ存在感のある音を鳴らしています。

もう天井からBOSEの時代じゃないんですね。

 

昔からBOSEの音はオーディオマニアには受け入れられなかったものの

重低音好きには人気がありましたし、オシャレなショップには

必ずBOSEのスピーカーが天井から吊るされていたものです。

BOSEの音の傾向としては、やはり低音重視。

その内部構造から置く場所に音質が左右されるスピーカーでした。

 

BOSEのライブ用スピーカーって見ないじゃないですか。

良く言えばBOSEは新しいジャンルを切り開いたスピーカーといえますが、

悪く言えば、オーディオマニアにも

ライブ業界にも浸透しなかった(向いていなかった)

と言えると思います。

私はファンなんですがね。

 

いくつか所有していますが

あのユニットの考え方から

中音の厚み、ヌケが無かったようにおもいます。

いや、データ的には綺麗に出ていたのかもしれないですが

ライブの空気感は出せないスピーカーでした。

 

で、たどり着いたのが

エレクトロボイスなのですが、

その話はまた今度。

 

、、、と、これで私の音の好みを

少しわかっていただけたでしょうか?

 

簡単に言うと、好きなのは

聴くためのスピーカーではなく

演るためのスピーカーです。

 

演者が歌ってあがれる音響。

これは、マイクを持ったことがある人なら

わかる感覚だと思います。

「気持ちいい」と感じる音です。

 

結果たどり着いたのは

絶対的に必要なのはアンプの出力だという事。

カラオケでエコーをかけて気持ちいい とは

別次元の気持ちよさ。

 

これを伝えるために

PAをやっているようなものです。

 

私のメインバッテリーシステムを紹介してもいいですが、

さすがにやりすぎなんで

やめておきます。

 

よほどイベントを組まないと元が取れません。

 

で、この間

演者のモニター用にと買ったスピーカーが優秀だったので紹介します。

私の言っている理屈がよくわかるスピーカーです。

 

ライブに向いているかいないかは

マイク経由で人の声を出せばすぐにわかります。

 

出力の低いアンプ、スピーカーでは

音量を上げても薄っぺらくなります。

 

少し前ならこのサイズのパワードスピーカーで

この出力、あり得ませんでした。

 

150Wアンプ出力

CLASSIC PRO MoniOne

 

 

聴くためのスピーカでは味わえない

声の圧力を感じてください。

 

決して「音質」が良いスピーカーではありませんが、

そんなの関係ないくらいに楽しいスピーカーですよ。

 

PAの勉強にもなります。

これだけしかつまみが無いのに、

良い音、ダメな音、無限に音が作り出せます。

音を作り出すというのが

どいう事なのかがわかる教材であります。

 

私が人柱になった理由はもう一つあるんです。

 

 

様々な機械をバッテリーで動かしてきた私は

この消費電力に大きな疑問を持っていました。

 

消費電力180W

 

いや、それは無いだろ、と

 

物事は自分の目で確認するまで

信じちゃだめですよ

 

 

約12W。

 

なんとこのACコード式の150W

パワードスピーカー

CLASSIC PRO MoniOneは

 

 

 

Omni20+の150V HVDCモードを使用すれば

 

 

 

消費電力約12Wで

連続5時間以上動作する

モバイルPAスピーカーとなるんですよ。

 

しかもモノラル150Wって

相当な出力ですよ?

 

マイク2系統

RCA1系統

の入力があるので

屋外 弾き語りアーティストには

Omni20+の汎用性、CLASSIC PRO MoniOne本体価格も考慮すると

ほぼ他のバッテリー駆動スピーカーに

ライバル無いんじゃないかな?

 

 

 

ざっと使った感じですが、

 

知識があればあるほど楽しい。

逆に言うと理屈が理解できていないと

音量は稼げないし、限界も見えない。

 

出力に余裕があるので、小さい音量でも

ライブ感を楽しめる。

(アーティスト自身のPAミキサー、マイクの使い方の勉強になると思う)

ヘッドフォンとは全然違う。

 

鳴りはさすがにプラスチッキー

ただ、ボディがぜんぜんビビらない。

150W出力で企画しただけある。

 

RCA入力では

高音質音源を高音質機器経由で入れてあげれば

それなりに鳴る。

つまり音源の良し悪しは描く。

外付けUSB DAC使用で

スマホの音質もグッと上がります。

 

 

 

ただしトータルでオーディオ品質とはいいがたい。

 

音楽再生時

イコライザー標準設定では低音が物足りない。

LOWを上げればボディもビビらずに低音は増すものの

マイクの音質も同時に引っ張られてしまう。

 

ベイヤーのマイクでアマゾンミュージックカラオケとか

最高すぎ

ほんと寝るタイミングを逃します

 

 

 

 

これと、スマホさえあれば

どこでも小音量で

圧のあるカラオケが可能。

 

このモバイルPAシステム

楽しみ方無限大ではないでしょうか。

 

 

 

DPAのコンデンサーマイクも手に入れたんで

 

これ使ってミニライブしてみたい

アーティストの方いませんか?

チャリンコに乗るPAシステムです。