龍の毎週つまみ読み 書評 -7ページ目

龍の毎週つまみ読み 書評

一週一冊。ジャンルで多いのは、ビジネス、文芸、歴史、教養、社会、時々ミステリー。

読んだことのない本でも、"つまみ読み"した感じになります。

フレーズどんどん使ってください。

週末、出張だったので今日は午前出勤。

午後はジム。


体調崩して体重減った(汗)。


今日の一冊。

後妻業/文藝春秋
¥1,998
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少し前、世間を騒がせた「保険金殺人」事件。


事実は小説より希なり、という言葉がありますが、そうなのかもしれません。


本書の内容としては、連れ合いに先立たれた老親男性に財産目的で近づく女性と、その女性とグルになって悪事をはたらく結婚紹介所所長が、ある事件をきっかけに追い込まれていく、というもの。


事件にあったような保険金殺人でないことにリアリティを感じてしまいます。保険金がからむ殺人だと、警察が死因など細かく調査するため、この小説の主人公たちはあくまで財産分与を公正証書遺言で分捕る方法を使います。


作者は法的な細かいところまで調べており、より一層リアリティがある内容となっています。


物語は、当初、財産をとられた娘たちが主役級として登場しますが、物語が進むにつれ後妻業の恩恵にあずかる悪い人たちが多数登場。また、その悪い奴らを追いかける、元マルボウあがりの探偵も、その情報をネタに、、、悪い人だらけという展開。


全てが「金」目的。


読んでいて気持ちが悪くなるくらい、お金に執着する人々を描き出しています。


その顛末は、意外に。。。


世の中、本当にこんな人が多いのかもしれません。


龍.

知って得する税金の本: 賢く、上手に節税できる120の方法 (知的生きかた文庫)/三笠書房
¥700
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既刊の改定版にとりかかり中。

税法は毎年変わるので、そのフォローが大変。


締切も近いし。


今日の一冊。

美貌格差: 生まれつき不平等の経済学/東洋経済新報社
¥1,944
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タイトルを見ただけで興味深い内容だと感じるもの。

本書は科学的なデータに基づき、美形とそれ以外の経済的な格差について研究した論文です。

結論から言って、美形はあらゆる面でそうでない人に比べ経済的に優遇されるというもの。データでは生涯年収で2,700万円の違いも出るとのこと。

本書てでは、最初に美形の定義から入っています。

個人差がある美的感覚を客観的なものにするためには、数多くのデータが必要になります。具体的には5段階評価で4以上を美形とし、その人たちの経済的な背景などを考察していきます。

日常生活の中で、「美形が優遇される」ということは、なんとなく感覚として理解している人が多いですが、客観的なデータで示されると驚くことばかりです。

本書ではそういったデータの検証をしていはますが、後半では「醜い」人に対する社会としての対応策を考えています。美形とそうでない人の経済格差は、ある意味、人種差別に近いことでもあります。醜い人に対する労働機会の提供の義務付けなど、社会としてその格差是正に取り組む具体てな方策も考えていきます。


様々な論点があり結論も出ないところもおおいですが、とにかく美形はお得なのです。


龍.

知って得する税金の本: 賢く、上手に節税できる120の方法 (知的生きかた文庫)/三笠書房
¥700
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なんとなく仕事でしたが、土日はお休み。

今日は午後からいつものジムへ。


少し急な仕事があり、週明けはばたつきます。


今日の一冊。

日本のいちばん長い日(決定版) 運命の八月十五日/文藝春秋
¥価格不明
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8/15終戦の日にちなんで、土日で読了。


たった一日で一冊の本になるくらい様々なことが起きた日。その出来事を宮城、官邸、陸軍を中心に時系列でつづったものです。


この日は、ポツダム宣言受諾を決める政府とそれをよしとしない陸軍青年将校。ときの陸軍大臣阿南大将の行動、さらには天皇陛下や首相、大臣、陸軍青年将校などの動きが詳細に記述されています。


当日、決行された宮城占拠の様子やその顛末が、それに関わる多くの人の行動を通して描かれていきます。


叛乱者となってしまう青年将校も大儀があり、もちろん政府にも大儀がある。


人の命が今より軽い時代ですが、それぞれが命がけで行動していたことがよく伝わってきます。


また、当時の日本の「責任」が誰にあったのかがよく理解できます。


個々人はそれぞれの立場で責任を果たしているように見えるのですが、組織として重大な欠陥がそこにあったようです。国家の最終の意思決定は、天皇が行うことを建前としていますが、内閣は輔弼機関とされ、さらに輔弼はそれぞれの大臣が個別にするものであると解されているのです。


つまりそれぞれの立場から仕事を遂行すれば、たちまち内閣内部で意見の不一致が生じ、そうなると意思決定ができずなし崩し的に事が進んでしまうということ。


本書では、陸軍大臣が反対または辞任してしまうと、ポツダム宣言の受諾ができなくなり、国家としての意志決定ができない状態になる可能性もあったということ。


阿南陸相はその中で粛々と行動し、それがなった時に「責任」としての自決をします。


本書の登場人物が未来の日本の復興を願い、次の世代に託して死んでいくさまは、現代を生きるものとして責任があることを痛感させられます。


龍.

知って得する税金の本: 賢く、上手に節税できる120の方法 (知的生きかた文庫)/三笠書房
¥700
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