絶対貧困 | 龍の毎週つまみ読み 書評

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一週一冊。ジャンルで多いのは、ビジネス、文芸、歴史、教養、社会、時々ミステリー。

読んだことのない本でも、"つまみ読み"した感じになります。

フレーズどんどん使ってください。

水曜日は、定時退社日。

早く帰って、英語の勉強と読書しなきゃ。


平和な日本に生まれた幸せを実感。


今日の一冊。

絶対貧困/石井光太
¥1,575
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地球上には、たくさんの貧困にあえいでいる人たちがいるのということは知識」として知っています。


でも、その人たちの日常生活は、よく知りません。


本書は、世界の貧困の現実を教えてくれます。


一日一ドル以下で暮らしている人にとって、いわゆる「人間らしい生活」は想像できない世界です。


その日一日をどうやって生きるかがすべて。


そんな最低限の生活をしている人々が共同生活をしているスラムでは、互助精神が今でも残っているようです。都会に住む人間が忘れかけている「助け合う」精神が、最低の生活をしている人々の間で残っているということは、「人間の生活」の意味を考えさせられます。


また、発展途上国に日本人観光客が行き物乞いの人たちに囲まれた際に言う「彼らに一々お金をあげても何の解決にもならないし、キリがない。だからあげるべきじゃない。」というセリフは、問題の本質を見誤っていると言わざるを得ません。


現実は、そのあげたお金がなければ、その日の食事にありつけないという現実。


本書は、おもしろおかしく描いているところもあり、とても読みやすいです。


でも、読んだ後にのこるのは、人間世界の現実はすさまじいものであるということ。


きれいごとで済まない世界があります。


龍.