- 週末。
しかも月末。
今月は忙しかった・・・けど、忙しいだけの忙しさ・・・
今日の一冊はちょっと懐かしい。
- 終戦のローレライ〈1〉 (講談社文庫)/福井 晴敏
- ¥490
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終戦の夏を描いた、事実と空想の世界。
歴史の中に「もし?」が存在したら、というテーマは題材としてかなり使われています。
太平洋戦争末期に、もし圧倒的な秘密兵器があったら・・・そういう発想なのかもしれません。
ローレライ。
この何とも不思議な語感。
ナチスドイツの開発した特殊兵器回収のため、五島列島に向かう船とその乗組員。
生きて帰ってくれるかどうかは、全く分からない中で特殊兵器とは何かを想像させられます。
敗戦が近い絶望的な状況の中、それでも軍務を果たす男たちの姿は、現代の日本人が忘れかけている「国家への忠誠心」が読み取れます。
国家に忠誠をもつというのが、必ずしもよいこととは言い切れませんが、心の中のよりどころとしての存在は大きいはずです。
結果、一生懸命生きることができるのでしょう。
さて、この小説は、描写が細かいです。ですから、自然と文字数も多くなるのですが、「特殊兵器とはなにか」という疑問があるため、さくさく読み進めることができます。
第一巻はこれから始まる物語の序曲です。
龍.