天地人(下) | 龍の毎週つまみ読み 書評

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一週一冊。ジャンルで多いのは、ビジネス、文芸、歴史、教養、社会、時々ミステリー。

読んだことのない本でも、"つまみ読み"した感じになります。

フレーズどんどん使ってください。

今日は久し振りに英会話レッスンがあります。

インド系イギリス人の先生。


ビジネスの話題を中心に一時間・・・結構きつい。


今日の一冊。

天地人〈下〉人の巻/火坂 雅志
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天地人の最終巻。


物語は、いよいよ秀吉の死に伴う天下取りの争いへ。


直江状。


一連の時代の流れの中、直江兼続は大ばくちに出ます。この戦いは、彼にとっては義戦。主君であるはずの豊臣家をないがしろにする家康に敢然と立ち向かうさまは読んでいて爽快です。


しかし、歴史は常に正しいものが勝つわけではありません。


徳川には徳川の正義があるということでしょうか。


関ヶ原ののちは、兼続はひたすら上杉家が生き残るためにその才を使います。


ここが、やはり引っかかるところです。平和とお家存続のため、いたしかたないとはいえ、それまでの「義」が立ち行かなくなる様は現代社会でも同じような気がします。


「義」を通すためには、それ相応の力が伴っていないと実現できません。


困難な時代であっても、自らの思うところを可能な限り貫いて、しかも成果を残した彼の人生は、現代のビジネスマンも見習うべき姿勢だと感じました。


龍.