国家の役割とは何か | 龍の毎週つまみ読み 書評

龍の毎週つまみ読み 書評

一週一冊。ジャンルで多いのは、ビジネス、文芸、歴史、教養、社会、時々ミステリー。

読んだことのない本でも、"つまみ読み"した感じになります。

フレーズどんどん使ってください。

今日は仕事はじめです。

儀礼的なものは一切なし。


年間目標と今月の業務に関する全体会議があります。


初日から全開で仕事に取り掛からなくては!!


今日の一冊。

国家の役割とは何か/櫻田 淳
¥777
Amazon.co.jp

日本は言うまでもなく民主主義国家です。


しかし、国家の役割という質問に答えることは難しいです。


本書は、その漠然とした国家の役割を三つの側面からとらえようとしています。すなわち・・・


・力の体系

・利益の体系

・価値の体系


力の体系というのは、国家権力という手段で秩序を保つためのものです。その根幹をなすのが、法律であり警察です。


利益の体系というのは、国民に恩恵を与える国家の役割です。これは、徴収した税金の再分配のやりかたが議論になるところです。


価値の体系というのは、日本人という意識の問題です。同朋意識の形成がポイントです。


最近、日本では経済状況のみにおもな関心が集まっているようです。これは、国家の役割でいえば一部の「利益の体系」についてのことなのです。


しかし、国家としての体裁を保つためにはそれだけではいけないはず。


「古代ローマ以来、民衆が要求するのは「パン」(具体的な利益)と「サーカス」(変化、興奮)に他ならない」という言葉は、少し考え方が利己的すぎです。


政治家に対しては、利益の体系ばかり強調するのではなく、そのほかの国家としての役割をバランスよく考えてほしいと思いました。


龍.