今日は月末。
しかも金曜日。
暦の上では区切りの一日の一冊。
● 座右のニーチェ 斉藤孝 光文社新書
- 座右のニーチェ (光文社新書 353)/齋藤孝
- ¥777
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ニーチェというと難解、気難しい、あまり触れたくない、というネガティブなイメージがあります。
しかし、本書では身近な例や著者の体験から、その思想の一部を分かりやすく紹介してくれています。
以下、気になったところ・・・
「おのれの友のうちに、おのれの最善の敵をもつべきである。」
切磋琢磨する存在としての友でなければ、そもそも無駄であるということです。現代は人間関係が希薄な時代です。そのなかで、これを実践するのは大変かもしれませんが、自分が成長するために不可欠なのです。
「この瞬間を見よ」
一瞬のチャンスに賭ける感覚が必要ということです。日常を漫然と生きるのではなく、チャンスと見たら果敢にトライすること。これも勇気がいることです。
「肉体はひとつの大きい理性である。」
理性を肉体で捉えるという考え方は、古くて新しい。それぞれの道を究めると、こうなるらしいです。
「血と寸鉄の言で書くものは、読まれることを欲しない。そらんじられることを欲する。」
ただ漫然と本を読むだけではだめ。暗記してはじめて自分のものとなるということです。自分自身も、やや反省するところありです。
「君たちは君たちの感覚でつかんだものを究極まで考え抜くべきだ。」
与えられたものに囲まれて生活することのむなしさを表現しています。そのような人を彼は“畜群”と呼びます。自分自身の感覚で物事を捉え、創造して行く生き方を求めているのです。
どの言葉も現代の快適な生活に慣れてしまっている私たちには、「厳しい」言葉です。
でも、人間として充実した人生を生きるためには、このような姿勢で臨まなければなりません。
龍