稲盛和夫の実学 経営と会計 | 龍の毎週つまみ読み 書評

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一週一冊。ジャンルで多いのは、ビジネス、文芸、歴史、教養、社会、時々ミステリー。

読んだことのない本でも、"つまみ読み"した感じになります。

フレーズどんどん使ってください。

金曜日です。

今日からお休みをいただき、一週間日本にいません。

でも、ビジネス感覚を忘れないようにビジネス書。

●稲盛和夫の実学 経営と会計 稲盛和夫 日本経済出版社

1998年初版のベストセラーです。何度読んでも、参考になります。

全編にわたって経営の参考になることばかりです。

その中でも、最初の「減価償却費」の考え方を通して、会計の本質を見ているところは秀逸です。

会計というと何かと手続き、約束事が基本にあるように考えてしまいがちですが、著者はそう考えてはいません。

経営に資するための会計という視点なのです。そのため、手続きの典型例である減価償却費計算についても、疑問を投げかけます。

つまり、なぜ税法で決められた耐用年数に従わなければならないのか、ということです。

そもそも会計は経営を映す鏡であるにもかかわらず、その本質を外れ約束事でやっても意味がないということです。

税金の計算、株主への報告、それぞれ目的とするところは違います。でも、会社が存在し続けるためには「経営のための会計」が必要なのです。

特に経理や会計専門家と呼ばれる人たちと社長には必読の書。