カラマーゾフの兄弟1 | 龍の毎週つまみ読み 書評

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一週一冊。ジャンルで多いのは、ビジネス、文芸、歴史、教養、社会、時々ミステリー。

読んだことのない本でも、"つまみ読み"した感じになります。

フレーズどんどん使ってください。

今日は夜、講演です。

明日から仕事は、お休みをいただきます。

ブログはいつも通りですが、本日の一冊。

●カラマーゾフの兄弟1 ドストエフスキー 亀山郁夫訳 光文社新書

亀山氏の新訳が話題の本です。

全5巻に分かれているうちの最初の1巻。すべて読破するまでには少々時間がかかりそうな予感です。

ドストエフスキーの作品は全体的に、「重い」というイメージがありますが、本作は文章の勢いが感じられます。新訳のせいか?と思いながらも、勢いに圧倒されます。

特徴は、巻末に訳者から「読書ガイド」がつけられており、時代背景や文化的な背景、訳にあたって注意したことなどが書かれております。読む前または読んだ後に読むと「なるほど」と納得することが多いです。特に宗教的な背景については、読む前にこの解説を読んでおいたほうがよさそうです。

第1巻のストーリーは、これから物語が多くの波乱を生んでいくだろう”布石”が満載です。

主人公であるアリョーシャもそうですが、彼の父であるフョードルの末路はさぞかし・・・。そのほかに兄弟のミーチャ、イワンともに悲劇的な筋書きが予想されるところです。

ただ、「神の意志」が彼ら家族をどのような道に導くのかは、これからの展開次第というところです。

著者の宗教感も含めたところで読んでみるとなかなか面白いかもしれません。