休日。
取り立てて用事もない日は、やはり読書。
今日の一冊は昨日に引き続き・・・
●マオ(下) ユン・チアン 講談社
現代中国を創った独裁者、毛沢東の人生後半です。
上巻では、さまざまな策略により権力をつかむ過程を描いていますが、下巻はいよいよ独裁者として本領発揮をする様子が描かれています。
完全な独裁者になるためには、そのライバルの存在も重要です。
あるものは抹殺され、あるものは従順な下僕として生き延びる道を選びます。どちらの道を選ぶのも、そのライバルの心情の根底にあるのは「恐怖心」。
恐怖ゆえに毛沢東打倒を決意する者。恐怖ゆえに従う者。さまざまです。
どちらにしてもライバルたちは、死ぬほどつらい(場合によっては本当に死んでしまう)ことになってしまうのです。
毛沢東独裁の最後の仕上げが「文化大革命」。
もはや国内に敵がいなくなったはずの彼が自ら敵を作りだすことで、さらなる独裁の完成を目指したのです。
すさまじい生き方にただ唖然とするばかり。
死ぬまで独裁者だった彼の生き様は、現代中国を理解するためには必要な情報なのかもしれません。
龍