マオ(上) | 龍の毎週つまみ読み 書評

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一週一冊。ジャンルで多いのは、ビジネス、文芸、歴史、教養、社会、時々ミステリー。

読んだことのない本でも、"つまみ読み"した感じになります。

フレーズどんどん使ってください。

休みの谷間の平日。

当然、力はいりません・・・

というわけで、本日の本。

●マオ(上) ユン・チアン 講談社

北京オリンピックも無事終わり、ひと安心。現代中国の祖といえば、この人。

毛沢東。

個人的には、あまり好きな政治家ではありません。文化大革命など、血なまぐさい政治を行ってきたという印象があります。

その印象通り、本書では毛沢東の知られざる素顔を克明に描いています。作者は、「ワイルド・スワン」のユン・チアン。

第一部
「信念のあやふやな男」から
第四部
「中国の覇者へ」まで
が上巻の内容です。

サクセスストーリというにはあまりに卑怯。

共産主義は権力が極端に集中する政治体制だとは知っていたのですが、本書を読むと「一番以外は常に抹殺される危険がある」ということがわかります。

ですから、毛沢東も一番になるため、なりふり構わず行動します。嘘、裏切りは当たり前。だまされる方が悪いという価値観。

でも、この傾向って現代中国人も一部受け継いでいるのでは??

そういう意味では、中国を体現しているのが「毛沢東」だったといえそうです。