今月も今日で終わり。
長かったよな、短かったような。
さて、今月最後の一冊。
●御社のトップがダメな理由 藤本篤志 新潮新書
会社組織として現代もてはやされている手法を中心に、その効果を検証するのが本書。
章建ては
1.企業の寿命は30年か
2.日本的「実力主義」「成果主義」がダメな理由
3.360度評価の罪と罰
4.「フラット型組織」がダメ社長を作る
5.民主的「ボトムアップ主義」の無責任
6.組織の「ダメ」を排除するためには
2の成果主義に関しては、すでにうまくいかないことがかなりの会社で証明されているようです。原因は、評価という部分。要するに会社にとって測定可能な成果は、短期的なものに偏りがちなわけで、その部分を改善しない限り会社として成果が上がることはないということでしょう。つまり、長期的な視点がなくなってしまうということです。
3.4.5.は、すべてに共通して言えることは「社長が責任から逃れるために採用している」ということ。一見、民主的な手法に見えますが、実際は責任の所在がはっきりせず、あいまいになってしまうのです。
社長はワンマンであってもよいはず。ワンマンとは、わがままという悪い意味もありますが、最終的な責任をすべて負うということでもあるのです。(最近はわがままで無責任という人も多いようですが・・・)
本書は、単なる批判だけにとどまらず、解決策も示してくれています。
何かに偏った方法ではなく、バランスよく経営していくことがうまくいく秘訣。
龍