日曜日。
いつもの休日。予定は夕方スポーツジム行くぐらい。
で、今日の一冊。
●輪違屋糸里(上) 浅田次郎 文春文庫
幕末。新撰組の物語。
新撰組の物語といっても、主人公は糸里をはじめとする島原の女性たち。日本人は、どうも「滅びの美学」的なものを好む性質があります。私もそのひとり。
新撰組のなかにある純粋性と残忍性、そして滅びゆくものとしての悲劇性が重なり、ファンも多いはず。
本書では、そのなかでも残忍性と、そこにかかわる女性たちの生きざまがメインのテーマとなっています。
この物語のクライマックスは、芹沢鴨の暗殺。
この事件を契機に新撰組は、一躍時代の寵児となるわけですが、それ以前から話は始ります。
その中では、芹沢という人間の中にある矛盾が次第に明らかになっていく様が描かれています。
また、一方新撰組の立ち役者でもある土方歳三は恋仲にある糸里に対してどのように接していくのかがポイントです。
男としては、仕事をとるか恋をとるかというところでしょうか?
上巻は、このあと起こる悲劇の兆候を強く意識させられる内容です。
龍