土曜日はたいてい二日酔い。
理由は、いわずもがな。
と、いうわけで?今日の一冊。
●会計士VS特捜検察 細野祐二 日経BP社
キーワードは「粉飾決算」。本書は、粉飾決算をめぐる公認会計士と泣く子も黙る東京地検特捜部の戦いの一部始終を描いたもの。
「粉飾決算」と一口にいっても、その仕組みが少々複雑です。こういう経済犯の場合は、そこに意思があったのかということも問題になり、犯罪としての認定が難しいです。
本書は3部構成で、1部は衝撃的な逮捕から勾留、自白の強要と読んでいてもハラハラする内容です。特捜部に拘留されたら、だれでも「落ちる」そうです。
落ちなかった人といえば、ホリエモン。彼は変な人ですが、そういう点でも変わっていたのだな、とつくづく感心してしまいました。
2部は一審。事件の概要が少しずつ明らかになってきます。さまざまな関係者の立場で証言が左右にぶれるのは、人間の弱さが出てきます。
3部は控訴審。新証言などが出てきて、違った展開があるのかとおもいきや・・・
やはり、この世の中には「本音」と「建前」があるのだな、と思います。公認会計士の本来業務である”会計監査”は、会計的に正しいことを市場の参加者に知らしめる役割を持っています。しかし、一方ではクライアント企業からはお金をいただいている。普通の商売であれば、お金をいただいた方のために動くのが当たり前ですが、会計士の場合、お金を払う人とサービスの提供を受ける人が異なるのです。
「粉飾決算」問題は、非常に重要な問題ですが、会計監査制度も見直す時期が来ているのでは??
龍