男子の本懐 | 龍の毎週つまみ読み 書評

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のんびりしている土曜日です。

最近は、小説です。
さて、今日の本は。

●男子の本懐 城山三郎 新潮文庫
城山三郎の小説です。時代は昭和。主人公は、浜口雄幸と井上準之助。それぞれの生い立ちから、大蔵官僚、政治家という道のりを描いています。

昔の政治家は、自らの政治生命ではなく、文字通り命をかけて政治に臨んでいたことがよくわかります。特に浜口の場合は、私財の蓄積には全く無頓着。ただひたすら日本のために働いていた姿が感動的でもあります。

大蔵官僚のエリートでありながら、どこか人間味がある二人です。また、昭和の時代においても井上のように留学をして、日本のために勉強する姿には頭が下がる思いです。

最近の政治家にこのような姿勢が少しでも見られれば日本の将来も明るいのに、と思いつつ。

「男子の本懐」古臭い言葉ですが、これからこの言葉がもっと見直されてもいいのでは。