珍妃の井戸 | 龍の毎週つまみ読み 書評

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一週一冊。ジャンルで多いのは、ビジネス、文芸、歴史、教養、社会、時々ミステリー。

読んだことのない本でも、"つまみ読み"した感じになります。

フレーズどんどん使ってください。

今日は休日。

でも、少しだけ仕事があります。

家族サービスもそこそこにしようと思いつつ、今日の一冊。

●珍妃の井戸 浅田次郎 講談社文庫

結構読んでいます。浅田さんの作品。

この「珍妃の井戸」は「蒼穹の昴」の続編。最近の言葉で言うと、スピンオフ作品です。中国の近代史は、ロマンとともに悲劇の色彩が濃く、読み進むと何とも言えない感覚になります。

この小説では、清朝第十一代皇帝の側室で、美女の誉れ高い珍妃の悲劇的な最期を描いています。

史実はともかくとして、あまりに悲劇的な結末。

この清朝の終末期を描いた小説の登場人物は、すべて悲しみに包まれている。国家の動乱と、その動乱の中で自分の悲劇を運命として受け入れる人々のコントラストが感動を呼ぶのでしょう。

平和な時代に生まれてよかった・・・