お休み中。
なので、というわけではありませんが、今日は小説。
●蒼穹の昴1 浅田次郎 講談社文庫
ずっと読みたかったのですが、文庫化されるまで我慢していました。
場所は中国。時代は清朝末期。
どのような時代でも、悲惨な家族はいるものです。しかし、清朝末期の人々は、本当に可哀想な国・時代に生まれてきた人だと言えるでしょう。
この物語の主人公は、春児(チュンル)。極貧の家にうまれ食うや食わずの生活で、生きる長らえることこそが彼の人生。
一方、彼の幼なじみの文秀(ウエンシュウ)。かれは村の裕福な家にうまれ、中国最難関の試験、科挙に挑みます。
この対照的な二人が、故郷を離れそれぞれの道を歩んでいく様は、まさに人生そのもの。
ただ、あることから二人を運命の糸が結び付けていくのは、小説ならではと言うところでしょうか。
中国へは何度も言ったことがあるのですが、最初にいった15年前の北京の路地裏の風景はこの物語に出てくる感じだったと記憶しています。
清朝。
ロマンを感じる時代ですが、大変な時代だったと実感。
龍