僕のマリ「書きたい生活」 | やっぱJ-POPが好き 自己満日記

やっぱJ-POPが好き 自己満日記

J-POPと本が好き。水着が食い込んだアイドルの尻はもっと好きです。週末は図書館をうろちょろする、ケチで自由な独身のオッサンです。もちろん友達はいません。

話題となった「常識のない喫茶店」の続編「書きたい生活」。なのだが、元来ヘソ曲がりなので、「常識のない喫茶店」を読まずに「書きたい生活」から読んだ。著者は「僕のマリ」さん。珍しいペンネームだ。近頃の若手バンドの名前みたいでもあり、曲名みたいでもある。

 

本作は、働いていた喫茶店を辞めてから、新たな場所での日々で感じたこと、気づいたことが淡々と綴られ、読み心地がいい。

 

読み進めながら僕のマリさんの人物像が浮かび上がってくる感じも良かった。自身を根暗だというが、喫茶店では多くのお客さんに愛され、友人も多く、パートナー(旦那さん)もいて、人間関係に満たされ、不眠症気味なところもあるけれど、作家として生きて行く夢に向かって日々生活する様は、友達がいなく、もちろんパートナー(嫁)などおらず、毎日ぐっすり寝れていて、大きな夢もない自分とは真逆で新鮮に映った。