私と 社長と るか♪と るい♪  1 | Blue in Blue fu-minのブログ〈☆嵐&大宮小説☆〉

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嵐、特に大野さんに溺れています。
「空へ、望む未来へ」は5人に演じて欲しいなと思って作った絆がテーマのストーリーです。
他に、BL、妄想、ファンタジー、色々あります(大宮メイン♡)
よろしかったらお寄りください☆

 

 

おっひさ〜

リカちゃんですぅ

 

★プロローグっぽいのが1月7日の『安否確認&ご挨拶&社長とリカちゃん』に書いてあります。

よろしかったら、そちらからどうぞ←・・・今さらかよ!!(5月9日)★

 
 
 
 
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《 詳細は後日御報告いたします。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。》

 

 

 

送信!

はい、OK。

 

お、3時ね。

そろそろ、るか と るい のお迎えに行かなきゃ。

 

あと、見積書一つ残ってるけど…、会社の若い子に任せよう。

あんまりあたしが手を出すと、あの子たち、甘えてばっかで伸びないものね。

難しかったら手伝ったげればいいし。

 

いよいよ来週から職場復帰。

休暇中もなんだかんだで仕事と繋がってたから、その辺の不安とかはないんだけど…、

 

ちょーっと、太っちゃったのよね。

産後太りっていうやつ?

気を付けてたつもりだったんだけど、産後って何食べても美味しいのよ。

 

   

 

ついつい食べ過ぎちゃって、服のサイズ、ワンサイズ変わっちゃった。

不思議よねぇ。

二人の育児でバタバタしてるはずなのに、まったく痩せやしない。

 

んー、ま、いっか。

働き出したら戻るでしょ、なんちゃって。

ポジティブなのがあたしの取り柄〜っと♪

 

ピンポーン

 

ん? お客さん?

 

「はーい」

 

あれ、誰も映ってない。

 

気のせい…?

 

ピンポーン

 

あ、やっぱ、誰か来てるわ。

 

「はーい、どなたですかぁ?」

 

 

『………リカちゃん…』

 

 

モニターの端からゆらりと現れたどんより顔。

 

うわ、ウザイのが来た。

 

「…ただいま、留守にしております。メッセージをどうぞ」

 

『…電話じゃないんだから、居留守なんか使うなよ…』

 

もぉ、まだ 暗黒星雲真っ只中 なのね。

 

「社長、何の用事ですかぁ? 来週会社でお聞きしますからー」

『…冷てぇな』

「あたし、忙しいんです。子供たちを迎えに行かなきゃなんないし、夕食の買い物もしなきゃだし…」

『夕食、オレが作ってやるよ』

 

マズい。このパターンって…。

 

「いっ、いえ、結構です。もうメニューも決まってるし…」

『何作んの?』

 

しつこい…。

実はまだ決めてないんだけど。

 

「えっと、今晩は、生姜焼きにしようかなって…」

『ふーん。 …なぁ、るかー』

『はぁーぃ(⌒▽⌒)♪

 

え!?

 

『るかは、生姜焼きと社長のハンバーグ、どっち食べたい?』

 

 

『ハンバーグぅ(⌒▽⌒)♪

『だってさ』

 

いたいけな幼児に容赦ないキラースマイル…。

 

「…るか、お迎えに行ったんですか?」

『うん、保育園の近く通ったから、ついでに連れてきた。ほら、るいも』

『まぁまー(⌒▽⌒)♪

 

もみじのお手てがモニターいっぱいに映ってる。

 

…人質ってワケね。

 

出張がちなダンナの代わりに、社長も大野さんも園の行事にしょっ中参加してくれてるし、

お迎えにも行ってもらってるから、先生たちともすっかり顔なじみなのよね。

 

それに、あの二人だったらいつでも預けて大丈夫ですからって、園長先生に言っちゃったしなぁ。

まぁ、園長先生が、高校ん時のクラスメイトだからこその特例なんだけどね。

 

おまけにあの二人、ムダにイケメンだからママ連中の間でファンクラブまで結成されちゃってて、園でも完全にウェルカム状態だし…。

 

『リカちゃーん、寒ぃよー、早く入れてよー』

『さみぃよぉ

『みぃよー

 

はー…ダウン

 

「どうぞ、開けましたぁ」

 

ったくぅ、またなんか愚痴りに来たのね。

 

あのハリウッド俳優の超絶にカッコいいMJが、映画撮影で帰国してから、ず〜っとあんな暗い顔してんのよ。

 

 

まぁね、以前にアンナコト(if… 画家さんシリーズ参照)があったりしたら、気にするなって方がムリよね。

 

特に、社長のあのネチっこい性格からして。

 

「ただいまぁ」 

「まぁー

 

「おじゃましまーす…」

 

トタトタ、軽い足音。

続く、ノタノタ、重たい足音。

 

「るか、るい、おかえりぃー♪」

「しゃちょーがおむかえきたぁ

「たぁー

「よかったねぇ、るかもるいも社長大好きだもんね」

「はぁーい

「いー

「さ、手洗っておいで。おばあちゃんからもらったずんだ餅あるよ」

「ずんだ、すきぃ しゃちょーもいこー」

「んだ、きぃ こー」

 

 

「…ずんだって…、中々渋い好みだな。あー、はいはい、行こ行こ」

 

 

るかとるいに両手を引っ張られて、いつもより丸い猫背が洗面所に消えた。。

 

― ほら、るか、ちゃんと泡流せよ。

― るい、泡、舐めんじゃねーよ。

 

ふふ、大騒ぎ。

 

子供はキライって言ってる割には、なぜか懐かれる社長。

不思議。

 

 

 

…ちょっとは、笑顔になれたかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく。

 

 

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