2021.10.4

 

チリ産サーモンは安全なのか?

 

最近、チリ産やノルウェー産のサーモンの安全性、いや「危険性」に関する不気味な記事を目にしました。

 

それは、 『 警告 回転寿司でサーモンを食べてはいけない たった1つの理由 』

と題した、堤 未果さんという 国際フリージャーナリスト のビデオでした。

 

そのビデオ曰く、

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なんと、日本で大人気のチリ・ノルウェー産の養殖サーモンに、

「日本産サーモンの100倍以上ものダイオキシンという有害物質が含まれている」
と明らかにされたのです。

ダイオキシンは、WHOが「免疫システムやホルモンに障害をもたらし、発がん性がある」

と発表している危険物質です。

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というのです。

 

 

 

実は、私は鮭が大好きで、毎朝のように《甘塩鮭》を食べています。

西友で売っているチリ産のサーモンがとても美味しくて気に入っているのです。

 

そのチリ、ノルウェー産の鮭がダイオキシンや抗生物質、殺菌剤に汚染されていて「危険」だというのですから、ビックリです。

 

そこでネットで検索してみると、この問題は2016年頃から話題になり始め、いまもなお論議を呼んでいる案件であることが判りました。

 

 

 

一番初めにこの問題を提議した人は菊池木乃美さんというエッセイストのようです。

 


他にも、別の人がこの問題を検証する立場から書いた記事も目にしました。

 

 

 

 

巷では、チリやノルウェー産サーモンの危険性について、これを《警告する人》と

それを《デマだと批判する人》とが喧々諤々の議論を繰り広げていて、どちらの意見が正しいのか、俄かには判断しかねる状況です。

 

でも、確かなのは、

チリの海は汚染が酷い状況にあり、地元の漁師は漁が出来ずに困っていること。

そしてチリ産の鮭には抗生物質や成長ホルモン剤などの薬品が多く使われていること。

これらの点はどうも事実のようです。

 

問題は、我々の食卓に上る鮭の切り身に、それらの薬剤がどの程度残留しているかどうかということのようです。 今のところ問題は発見されていないようですが・・・。ほんとかな?

 

日本の政府(食品安全委員会、厚生労働省、農林水産省、環境省等 消費者庁など)はどこまでキチンと輸入食品の安全性をチェックし、有害薬剤の残留度を監視しているのだろうか? 政治的・外交的理由で審査を甘くしたりはしていないか? 問題を発見した時に隠ぺいや嘘をつかずに迅速・的確に事実を公表し、対処してくれるのか? 

どうも信用できないな・・・。

 

『絶対に安全な食べ物なんて無い。』 『食品の安全は量(程度)の問題』だと、食品安全委員会の資料にハッキリと記載されています。 PowerPoint Presentation (pref.miyagi.jp)
 

要は《程度の問題》ということですね。 

つまり、どの程度の残留なら「仕方ない」と受け入れて、目をつぶって食べちゃうかということ。

 

『絶対に安全な食べ物でなけりゃ口にしない!』なんて言っていたら、餓死してしまうことになるんだから・・・。

 

 

ところで、皆さんはどう考えますか?

 

チリやノルウェー産のサーモンが危険だとする意見は《デマ》だ と判断して無視しますか?

 

それとも、《本当に問題がありそうだから、当面はチリやノルウェー産のサーモンは食べないようにしよう》 とお考えになられますか?

 

 

 

私は、何となく気味が悪いので、もっとよく調べて 『安全だ』 と確信が持てるようになるまでは、取り敢えず西友のチリ産鮭は敬遠することにしようと思います。残念だけど・・・。

代わりに当面は 《国産の鮭》 を買って食べることにし、早速 宮城県女川産の銀鮭をネットで注文しちゃいました。

この鮭は抗生物質や成長ホルモン剤などの薬に頼らず、漁師が手塩にかけて日々の健康管理を行って育てたものだと謳われています。本当かな?本当だといいけど・・・。

 

でもきっと、他にも問題のある食材は沢山あるんだろうなー。

中国産は言うまでもないけど、国産だって絶対安全だとは限らないから、消費者としては正しい情報を広く収集し、賢明な判断のもとに、安全な食品を選択する努力は欠かせないと思います。

 

食べ物は大事だとつくづく思いました。

スーパーで少しでも安い食材を迷わず選んでいた今までの消費態度を改めなくては・・・。

でもオーガニックは高いしな~。

面白くない世の中になったもんだ。