■ 子どもの可能性と個性を伸ばす－－－２．個性編
■■ （８）娘を褒めて、他の友達の悪口を言う子の心理とは？
こんにちは。梅田幸子です。
今日も、引き続き、ご質問への回答編になります。
【ご質問2】
子どもの可能性と個性を伸ばすシリーズ、大好きで毎日読ませていただいています。
ところで、今日は質問なのですが、お時間があったら、答えてください。
僕の娘の友達なのですが、うちの娘と遊んでいる様子をみていて、結構ドキドキしました。というのも、娘のことは褒めるんですよ。はずかしくなるくらい。けど、他のお友達の悪口をメチャメチャ言っている。うちの娘は、それなりに共感したり、あしらったり、反論したりしているので、いまのところ安心なのですが、この悪口ばかり言う友達の心理状態って、どういうものなんでしょうねえ。
【海野幸子の回答】
「認めてもらいたい」気持ちの表れです。
子どもの可能性と個性を伸ばすシリーズ、大好きで毎日読ませていただいています。
ところで、今日は質問なのですが、お時間があったら、答えてください。
いつも、お読みいただき、ありがとうございます。とても、いい質問をいただいてので、早速、お答えしたいと思います。
僕の娘の友達なのですが、うちの娘と遊んでいる様子をみていて、結構ドキドキしました。というのも、娘のことは褒めるんですよ。はずかしくなるくらい。けど、他のお友達の悪口をメチャメチャ言っている。
それは、ドキドキ。ご心配ですね。
お友達からの影響も心配でしょうし、よそで何を言われているのか、という心配もありますね。
けど、はずかしくなるくらい（？）褒めるというのは、お嬢様のことは気に入っていて、好かれたいと思っているのですね。
うちの娘は、それなりに共感したり、あしらったり、反論したりしているので、いまのところ安心なのですが、この悪口ばかり言う友達の心理状態って、どういうものなんでしょうねえ。
お嬢様、なかなかやりますね～（笑）。悪口に左右されずに、客観的に見る眼もあるし、それに対して、相手に伝えることもできている、すばらしいと思います。
このお友達は、いつもこんな調子で、お嬢様も慣れてしまったようですね。
さて、悪口ばかり言う友達の心理状態ですが、前回紹介した、自信がないためにおこる「お世辞」と、「相対比較で、自己評価ＵＰ」のあわせ技だと思います。
相対比較で、自己評価ＵＰとは！？
「○○ちゃんは、よくない」
→あなたは、仲良くしない方がいいよ。そんな価値のない子だよ。
「△△って、ホントにつかえない。どんくさくって、気が利かないんだから」
→そういうことに気付くわたしは、△△ちゃんより優れている。役に立つ人間だよ。
こんな心理が働いているのでしょう。
「認めてもらいたい」－－－そんな気持ちを、悪口という手段でしか、表現できないんですね。
「認めてもらいたい」という気持ちは、誰もが持っているものですが、あんまり激しいと、本人も回りもやっかいです（>_<） 自分の個性を認めることができたら、「認めてもらいたい」という気持ちが薄くなっていくはず。
あなたが、もし、そのお友達の個性と可能性を信じることができるなら、ちょっと手助けをしてあげてください。
（１）本当に個性だと思うところを、伝えてあげること
褒めなくてもいいです。個性を伝えてあげることが大事。
（２）お友達が自分で「したい」と思ったことを、実現できるように手助けしてあげること
自分で、したいと思ったことが実現できたら、「自信」になります。「チャレンジ→できた→自信」「もう少し大きなチャレンジ→できた→もう少し大きな自信」・・・と自信がついていくのです。
自信は、単に褒めたから、励ましたからといって、湧き出てくるものではありません。「自信＝自分を信じる」と書くだけに、自分でつけていくしかないのです。
「もし、そのお友達の個性と可能性を信じることができるなら」ですよ！
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お母さん・お父さんに、あまりにも自信がないと、子どもをちゃんと認めてあげられませんから、「認めてもらいたい」子どもが育つ可能性が高くなります。
お母さん・お父さんに、あまりにも自信がないと、子どもの「したい」ことを実現するお手伝いも、しにくいのです。「したい」ことをさせてあげることも、個性の発見。成功のお手伝いは、成功体験がすくなくて自信のない方には、むずかしいことですからね。
最後に、もう一度。
子どもの個性や可能性を伸ばす前に、お母さん・お父さんが、自分の個性と可能性を見つけましょう。信じましょう！
梅田幸子⇒http://with-c.net/
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