■褒めるとお世辞は違うのです:子供の可能性と個性を伸ばす第1歩 | 魂の望みのままに新しい時代をつくる

■   子どもの可能性と個性を伸ばす---2.個性編

■■   (7)自己認識が低くても、人を褒めている人がいます


こんにちは。梅田幸子です。

今日からは、ご質問への回答編になります。




【ご質問1】

自己認識が低いというのは、自信がないとも言えると思います。会社に、自信がないんだな、って感じる先輩がいるのですが、よく人を褒めています。「仕事はできないけど、お世辞は上手いなー」って正直思うくらい、上手です。個性を見つける話を読んで、「アレ」と思ったのですが、どういうことなんでしょうか。




【海野幸子の回答】


個性を認めることと、お世辞をいうことは、少し違うのです



質問ありがとうございました。少し詳しくご説明します。

自己認識が低いというのは、自信がないとも言えると思います。



そのとおりですね。


会社に、自信がないんだな、って感じる先輩がいるのですが、よく人を褒めています。「仕事はできないけど、お世辞は上手いなー」って正直思うくらい、上手です。



いらっしゃいますよね。そういう方。


「部下を認めて、褒めましょう」「子どものいいところを、認めて、褒めましょう」という話を聞いて、「部下にお世辞をいうなんて、おかしい」とか、「子どもにおべんちゃらを使って教育するのは、どうかと思います」という方がいらっしゃいます。


人を褒めて、「お世辞」とか「おべんちゃら」などと言われたりするのは、自信がなくて、人を一生懸命褒めている方の姿を見ているところから来ているのだと思います。


個性を見つける話を読んで、「アレ」と思ったのですが、どういうことなんでしょうか。



褒めるというと、「お世辞」になる場合もありますが、「相手を認める」ということもあります。同じ「褒める」でも種類が違うのですね。


自分に自信がなくて、相手に取り入ろうとか、相手に好かれようと思っている人は、相手の個性を認めて褒めているわけではないのではないでしょうか。


不安もあり、迷いもあり、けど、自分の個性と可能性を信頼している方は、人のことを、心から認めることができるのです。お世辞ではなく、「認めて、褒める」ということ。


なんとなく、感じることってありませんか?


自己認識が低い人は、認めることができないので、褒めてもお世辞になります。


自己認識が高い人は、相手を認めているので、褒め言葉が、褒め言葉として、活きていきます。


だから、子どもの個性を伸ばす前に、可能性を伸ばす前に、お母さん・お父さんが、自分自身の個性や可能性を認めて、信じていないとダメだって思うんです。


褒めるだけでは、子どもは伸びないから。

信じてあげることが大切なんです。その上で、褒めるから、効果があるんですね。


そして、「子どもの個性と可能性を信じている」その確信は、お母さん・お父さんの自信からしか生まれません。


とってもいい質問をありがとうございました。



次回は、【質問2】にお答えします。



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梅田幸子⇒http://with-c.net/
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『はじめての転職100問100答』