ひとつ前にアップしたブログが恥ずかしい。
まるでポエムなんだもの。
そのうえ、事実とかエピソードが何もないのだから、完全にひとり沁み沁みのポエム。45歳overには伝わるだろうが、在りし日の雑誌『マイバースディ』読者ページのポエムコーナーさながら。
いろいろ考えたけれど、ここは誰でもなく自分の越えどきのような気がする。だからポエムに至った内容を書いてみることにした。
兄からの電話
ポエムの前日、とっても大きなできごとがあった。
「これから会えるかな?」
夕方、とつぜん兄から連絡がきた。
すぐに予感がした。
「いいよ、だいじょうぶ」
1時間後、とある駅の改札で待ち合わせをした。
16時すぎ、兄は改札の向こう、人混みの終わりのほうに現れた。
手を振って挨拶をすると、駅からほど近い喫茶店へと向かう。さっきまでの雨が小さくなったことなど話しをしながら、なんとなくお互いに平穏を装った。それ、を感じながら。
喫茶店では、奥の丸いテーブルに通されると、ふかふかのイスに座った。
メニュー表を眺めながめる。
「お兄ちゃんはホットケーキとコーヒー。お前は?」
「私は・・・アールグレイ」
兄の身体を心配したけれど、このイスなら悪くない。
食べたくないというのに、無理やり何か注文しろというので、わたしはフレンチトーストを選んだ。昔からそういう兄だ。
店員さんに注文すると、兄はすぐに切り出した。
つづく