前回の続きです
つかの間のゼブラを求めて大雪山にやってきた私ですが、ちょっと登っただけでもう足が上がらなくなっていました
これはいつものことで、低い山でも、いくらトレーニングを積み重ねても、地面のさまざまな出っ張りにいちいちつっかかりながら歩くようになります
別に疲れているわけではないので、いつも最初からあまり足が上がっていないのだと思います
というわけで、この日も地面の凹凸やちょっとした石ころにいちいち引っかかりながら歩いていました
すると目の前に、直径10cm長さ60~70cmくらいの丸太が4~5本縦に置いてあるのが見えました
地面が泥多めだったので、私はその丸太の上を歩こうと思いました
しかし
足がちゃんと上がっていなかったらしく、その丸太につっかかってしまいました
まあ別に、たいていの物ならつっかかってもさらに足を上げて回避すればいいだけです
ところが、上げた足とともにつっかえた丸太が立ち上がってしまいました
いくら足を上げても丸太がずっとついてきて邪魔をするので、上げた足が下ろせません
とうとう、私はばったりと前に倒れてしまいました
そして、とっさに両手を地面についたのにもかかわらず、なぜか顔を地面にぶつけてしまいました
なぜ!?
なんで手をついたのに顔をぶつけたの!?(>_<)
察するに、私の手では倒れていく体重を支え切れなかったのだと思われます
実は私はおそろしく力がないのです
(参照記事↓↓)
なんでこんなに弱いの!?(>_<)
手をついたのに顔をぶつけるなんて、転んだことよりもこっちの方がショックです
まあでも、ぶつけたとはいっても一応手をついたおかげで軟着陸程度で済みました
なので、顔に土がついたくらいでケガはしていませんでした
あと、周りの人達がちょっとザワついていました
気を取り直して、ロング雪渓を上ります
上に向けて写真を撮ってるのでそう見えないけど、すごい急斜面です
次の雪渓に突入しました
これまた急な斜面です
この日はスキーを背負っている人が多かったです
スキー少年団の子ども達も来ていました
すごいですね~
すると、スキーで雪渓を下りてくる人がいました
片手にストックを2本持ち、もう片手には360度カメラらしき物を持っています
ものすごいスピードで、あっという間に下へ行ってしまいました
ものの数秒、という感じです
やっと雪渓を上りきり、しばらく歩くとついに・・・
最初の山、赤岳に到着!
赤岳からは大雪山の上部分が一望できました
ほとんど全部というくらい見えています
すごいです
一番遠いと思われる旭岳も見えました
あの向こうに旭川の町があります
目指す白雲岳も見えました
手前の小泉岳を通って行くことになります
まだまだ遠いです
雪渓がある分、山の形などがはっきりわかりました
これが全部雪だったり雪がほとんどなかったりすると、また全然違った景色になると思います
今の時期ならではのすごい景色が見られてよかったです
語彙力がなくて、すごいを連発していますね
ここは語彙力をがんばって感想を言ってみようと思います
奥の旭岳までは直線距離で約6km、歩くと10km以上になります
真ん中の火口(別名おはち)を取り囲むように山々が鎮座していますが、まさか赤岳からこれらが一望できるとは思っていませんでした
今まで旭岳と黒岳には何度か登ったことがありますが、毎回厚い雲に覆われていてよく見えませんでした
なので大雪山の上がどのように見えるのか知らずにいました
今回初めて大雪山山頂部の全貌が見えたのです
高い木がなくて見晴らしがよく、6月も終わりだというのにまだ雪があり、白と黒と緑と茶色など意外とカラフルで、つるつるしていたりごつごつしていたりと変化に富む
あまりにも巨大で壮大で、ここ北海道だけのしかも今の時期にしか見られない唯一無二の景色
足を引きずりながらやっと登ってきた時にこの景色が現れて、素直に感動を覚えました
どうですか?
意外と語彙力あるでしょ?(笑)
では、赤岳から白雲岳に向かって進みたいと思います
その3に続きます~
この時の動画はこちら