つかの間のゼブラを求めて大雪山へ1 チャンスは1日だけ編 | 帰還せよ

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北海道は大雪山の白雲岳
 
そこには、雪解けの今の時期にしか見られないゼブラと呼ばれる景色があります
 
ゼブラを見るには銀泉台という登山口から登るのが一番近いのですが、それでも往復14km、高低差計約900mという道のりです
 
そう何度も行けるわけではないので、できればゼブラが一番美しく見える時に行きたいものです
 
が、時間が経つごとに雪が減り、ゼブラの魅力も減ってしまいます
 
白雲岳へ行った人達の記録からゼブラの様子を毎日チェックしていたところ、今年の雪解け具合から6月いっぱいが(私が見たいと思う)ギリギリのラインだと予想していました
 
しかし銀泉台までの林道が開くのは6月中旬
 
今年は工事があったとかで、銀泉台への開通が6月20日になりました
 
そして、一緒に行く姉は日曜日しか行けません
 
ということは、6月25日(日)の一日しか行けるチャンスがないということです
 
 
 
実は去年も白雲岳に行くチャンスを狙っていました
 
去年は雪が多かったので、7月半ばくらいまで見応えのあるゼブラが残っていました
 
しかし6月中旬に林道が開通してから4週連続で日曜日の天気があやしく、結局行けないまま終わってしまいました
 
 
 
そんなわけで6月25日の天気予報をやきもきしながら見ていました
 
山の上の天気予報を見るのに、「てんきとくらす」(略して、てんくら)というサイトがあります
 
(6/25から見て)1週間前のてんくらによると、登山指数はCでした
 
Aはよくて、Cはやめた方がいいという意味です
 
えー今年もダメなの(>_<)
 
でも予報は予報なので、変わってほしいと願いながら過ごしていました
 
すると、5日くらい前にはBに変わり、4日前にはAに変わりました
 
これは行ける!
 
と喜んだのもつかの間、3日前には再びCに
 
すごいコロコロ変わるじゃん(>_<)
 
行けるのか、行けないのか
 
ハラハラしていると、2日前には再びAに(^o^)
 
しかし午前中はAで午後になるとだんだんBという状況でした
 
1日前も似たような予報だったので、「行く!」と決定し、私は前の日から大雪山に向かって出発しました
 
 
 
白雲岳の往復は約8時間ということだったので、朝早くから登山を開始することになります
 
うちから登山口までは約200kmあるので、私は前日から車中泊をすることにしました

 

姉は当日の朝(というか夜中)に札幌から出発することになりました

 

 

道中はよく晴れていて、旭川市から大雪山がよく見えました
 
 
 
上の写真のアップ。一番右が北海道最高峰の旭岳です
 
 
 
 
愛別の辺りから見た大雪山。めちゃめちゃかっこいいです
 
目的の白雲岳はここから見えません
 
 
 
 
前日は、大雪湖の横にある大雪プラザ273で休みました
 
夜行性タイプの私はやはりあまり眠れず、夜から朝にかけてトイレに4回くらい行きました(^_^;)
 
朝起きると、周りは深い霧に包まれていました
 
起きてまず砂利道の林道を15kmほど走り、銀泉台まで移動しました
 
6時の時点ですでにかなりの数の車があり、もうみんな出発した後のようでした
 
 
標高1500mの駐車場からは、すごい景色が見えました
 
 
 
雲海が素晴らしい
 
 
 
 
とりあえずいい天気です
 
風もほとんどなく穏やかです
 
気温はそれほど高くないはずですが、太陽が当たると暑いくらいでした
 
 
 
札幌からやってきた姉と合流し、朝7時くらいに登山を開始しました
 
 
 
 
最初は爽やか過ぎる道
 
 
 
 
まず、高低差100mくらいを一気に上りました
 
すると、視界が開けて連続した雪渓が見えました
 
ここは駐車場からも見えていました
 
トラバースしている人が何人か見えました
 
 
 
 
最初の雪渓は横移動です
 
遠くから見えていた雪渓は実は巨大で、思った以上に距離が長かったです
 
 
 
毎度のことながら写真では伝わりませんが、傾斜がとても急なところでした
 
踏み跡を外すと危ないです
 
これは下を見たところ
 
 
 
眺めが良すぎる
 
 
 
 
緩やかなところに出ました
 
 
 
 
先には雪渓の斜面
 
 
 
 
赤岳までの登山道は、急斜面、なだらか、急斜面、なだらか、というように緩急がはっきりしていました
 
インターバルがあるのは精神的にも助かります
 
 
 
ちょっと上がったところ
 
 
 
 
斜面を上ると、先の山々が現れました
 
いちいち感動する景色です
 
 
 
 
ここは巨大でなだらかな場所です
 
コマクサ平(だいら)といいます
 
 
 
 
去年できた携帯トイレブース
 
中は広くてきれいでした
 
大雪山は携帯トイレ必須です
 
 
 
 
この後は右側の雪渓を上ります
 
さらに上の雪渓も上ります
 
 
 
 
このコマクサ平には立派なカメラを構えた人がたくさんいました
 
ここにしか生息していない、貴重なウスバキチョウという蝶を撮りに来ているそうです
 
これも今の時期しか見られないとか
 
花もたくさん咲いていました
 
小さな小さな花でした
 
 
 
 
誰かがずっぽりと踏み抜いた跡
 
 
 
 
実は、次の雪渓へ行く前にちょっとした事件が起こりました
 
長くなったので、次回に続きます~
 
 
この時の動画はこちら