理系人間がイワオヌプリへ行った理由2 層状の物質編 | 帰還せよ

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何か目的があってここまでやってきたのに、今のところ山に登っているだけの私
 
イワオヌプリから下りてきましたが、まだ進みません
 
お次は小イワオヌプリに登ります
 

 
 
小イワオヌプリへはここから行くのだな
 
見るからに急だけど、ストックとカバンを置いて行こうかな
 
と思いましたが、置いておくのも心配だったので結局持って行きました
 
 
 
途中からすごく険しくなり、岩にしがみついて上るようになりました
 
さすがにカバンとストックは途中で置いて行きました
 
 
 
険しかったけど、わずか15分ほどで到着!
 
小イワオヌプリ、1039m
 
これでイワオ4峰制覇です
 
 
 
ここは、高所恐怖症の人はやめた方がいい山でした
 
上っている最中も危なく、頂上は歩くスペースもありません
 
その代わりとても眺望がいいです
 
360度見渡せます
 
 
↓山頂動画
 

 

 

 

先ほどまでいたイワオヌプリの存在感がすごい

 
 
 
ニトヌプリへ続く道の間の谷
 
谷のところは紅葉がきれいです。去年行きましたがまるで天の庭園のようでした
 
 
 
これがニトヌプリ
 
ジグザグの登山道が見えています
 
 
 
上ってきたのは崖みたいなところ
 
 
 
左の方にある白いところが目指す場所です
 
まだ遠いなあ
 
 
 
 
小イワオヌプリを下りた時点で、スタートから3時間が経過していました
 
目的地まではあと40分奥へ進みます
 
急がなくちゃ
 
 
長い下りの後、鉱山跡地の手前で、こちらも紅葉の庭園が現れました
 
 
 
木が低く、密集度も低く、道が白く、紅葉の色のバランスがよい、独特の雰囲気が素敵なところです
 
 
 
石を伝って川を渡ります
 
 
 
一旦、鬱蒼とした森に入ります
 
 
 
森を抜けると・・・
 
着きました!
 
今回の目的地です
 
 
 
 
ここまで何をしに来たのかというと、これを見に来たんです
 
至るところに埋まっている、層状の物質です
 
 
 
前回通った時にこれらを見つけ、もっとよく観察したかったけど急いでいたのであきらめたものです
 
(もっとよく見たかった)
 
という思いでここまでやってきた私は根っからの理系人間です
 
 
とにかくたくさんあります
 
 
 
色もさまざま
 
 
 
層の厚みもさまざま
 
 
 
 
これはなんなのでしょうか
 
堆積物でしょうか
 
それとも大昔に埋まった木が変化した物なのでしょうか
 
いずれも触ると簡単に崩れて土のようになります
 
まさに泥です
 
壊さずに持つのが難しいほど脆いです
 
川の底に徐々に堆積した物のようでもありますが、こんなに向きがバラバラになって埋まるものでしょうか
 
向きもバラバラだけど、種類もバラバラです
 
まるで全部を袋に入れて振り混ぜたように、徹底的にバラバラなのです
 
層の形が木にも似ていますが、どこにも年輪状の物が見当たりません
 
全て直線なので、やはり堆積物というのが妥当でしょうか
 
 
↓これは本当の木です。似てるでしょ
 
 
 
これは珍しく曲がっている物
 
でも木の模様とは違いますね
 
 
 
バラバラな物をいくつか掘り出して集めてみました
 
イオウの混ざったすごい臭いがします
 
 
 
 
1時間くらい観察してから、(本当はもっと見たかったけど)帰ることにしました
 
出発から5時間半後に、最初の階段まで戻ってきました
 
 
 
 
アンヌプリの雲が消え、上まで見えるようになっていました
 
紅葉も始まっていました
 
 
 
 
家から往復5時間
 
登山道往復5時間半
 
丸一日かけて層状の物質の観察が終わりました
 
結論から言うと、アレは湖沼堆積物だそうです
 
でしょうね、と思ったけど、なぜあんなにバラバラだったのかはまだ謎です
 
 
 
この日は8.5km歩いて
 
高低差700mを上り下りして
 
260km運転しましたとさ
 
 
 
帰りに見た羊蹄山