東京は昨晩から雪が降り、
ベランダにも積もりました。
雪と言えば雪の結晶の形は実に美しい。
正六角形だと知られており、
前漢時代には、雪の結晶について
詠んだ詩もあるそうです。
日本にも平安時代にはそれが伝わり、
雪の結晶は六弁の花と呼ばれたそうです。
江戸時代になり、古河藩主の
土井利位が雪の結晶を観察し、
「雪華図説」にまとめ出版したところ、
その緻密で精緻な美しさから、
江戸の庶民の間で大流行し、
衣類やお洒落小物から、
茶碗にまで使われたそうです。
また、この大人気を受けて、
土井利位は「雪華図説」の
続編、「続雪華図説」も出版しています。
ところで、雪華文様と名づけたのは
この土井利位だそうです。
雪華文様は別名、大炊文様
（おおいもんよう）とも呼ばれますが、
これは土井利位の官職（大炊頭）
からとられています。
雪の結晶をモチーフとした文様は
バリエーションも豊かで美しいので、
様々なものに使われましたが、
風呂敷にも雪の結晶柄あるんです。
濵文様 雪輪柄の風呂敷
雪が降り積もると大変ですが、
その雪のひとつひとつが、
宝石のようにきらやかな美しさを
持っていることをを思い起こすと、
少し寒さも和らぐように思えます。
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