神さま旅⛩吉備ノ国編④鳴釜神事と阿曾媛(あそひめ) | 神様と人をつなぐ 香坂琉月オフィシャルブログ

 

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「先が見えないや」

地形に合わせて真っすぐに作られた

「回廊」

岡山県の吉備津神社にあり

その美しさは有名です。

 

県の指定文化財で

全長360メートルにもなり
あじさいが咲くころは

その美しい景観が人気だそうです。

ゆっくりと下る回廊を歩くと

なんだかタイムスリップを

しているような気持ちになります。

 

大きな龍の背中のような屋根

地形に合わせて建てる技術は

日本建築代表の1つでしょう。

波の模様からも

大昔、海がこの場所から

近かったことを連想させます。

回廊の途中に

えびす様も祀られ

「海の神様」をとても大事に

されていると感じました。

海が経済や生活に大変重要な場所だったからでしょう。

「御竈殿?」おかまでん

見るからに

ただならぬ場所・・・

中は撮影禁止ですが

参拝で入ることが出来ます。

全国で唯一

吉備津神社だけの

「鳴釜神事」を行う場所です。

釜を炊いて

「音が鳴れば吉 鳴らなければ凶」

鳴動の音の大小長短で

吉凶を占うご神事です。

 

一般の方も受けることが出来ます。

お釜殿祈祷(1件三千円)

 

吉備津彦様に首を切られても

温羅は唸り続けたと言います。

 

その首を埋めた場所が

御竈殿の下と言い伝えれています。

 

温羅が愛した妻

阿曽郷の阿曽媛(あそひめ)にだけ

神饌を炊かせなさい

阿曽媛なら問いに応える


(ご神事の様子)無料観光写真より

 

ご拝殿に上がり
私も同じく竈に向き合いました。

 

パチパチと薪が燃えはぜる音

赤々と燃え揺れる炎

 

長年燻された床や柱は

黒々と艶めいています。

 

「怒りとか恨みとかそういうものではない」

 

静かに手を合わせ

踊る火を眺めました。

 

後ろに佇む

竈を守る現代の阿曽女(あそめ)さんに

お話を伺いしました。

 

「飛行機が通るような轟音」

「鳴らないときは無音」

 

思ったより大きな音のようで

ものすごく興味が湧きました。

 

「神様はお答えはしません。

結果だけ。

あとは受け取る者次第です。」

 

昔は伝統的に

阿曽郷出身の巫女が務めたそうです。

今はそこまでの決まりでは

やっていないけれど

若い方はダメなんだそうです。

 

にこやかに笑われるお顔は

おばあ様なのですが

美しいなと思いました。

回廊を歩きながら

ふと

首を切られても温羅が

残した神事は

愛妻を守るためだったのではないかと

思いました。

 

【役割があれば守られるから?】

【殺されないための理由?】

 

討伐された温羅の妻が

生きていられるわけがありません。

 

その当時なら

お家丸ごと断絶です。

 

温羅が守ったのは「愛」なのか・・・

 

非情の鬼、温羅。

夫としての一面を垣間見て

切ない気持ちにもなりました。

 

鬼と呼ばれた男は

釜の下で愛妻と話をしている

今もずっと

 

どうしても

悪者とは思えない・・・・

 

私の謎は増すばかりでした。

続く°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°次回最終回

 

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