「ここに首が?」
そう思うくらい神聖な場所です。
百済から来た王子「温羅」-うら-
鬼と呼ばれた温羅の首を
お竈殿下に埋めたと伝えられています。
調べてみると
温羅は百済(朝鮮)から逃れてきた王族でした。吉備の民は王子を始め
技術者集団を受け入れました。
王子はそのお礼にと、
造船技術、たたら製鉄技術など
百済の優れた技を吉備の地に伝授し
豊かな国にすることを約束しました。
朝鮮からの追手を防ぐための
城を築き、約束通り
経済力を上げ
豊かになった吉備国。
どんどん力を増す
吉備国の存在を大和朝廷が
見逃すはずが無く・・・
平定の対象になり討伐された。
諸説ありますが
「そっちの方が真実味がある」
私は、そう思いました。
助けてもらった民を温羅は
今も守ってるのではないのか。
阿曽地区は今もあり
鬼ノ城跡も阿曽地区。
鳴釜神事も阿曽地区の巫女だった。
「・・・・鋼」
吉備津彦神社でもらった言葉に
フラッグが立ちました。
「そうか製鉄技術・・・」
いつの世も
武器を作れる国は脅威です。
国を滅ぼされる前に
滅ぼしたのが正解のような気がします。
(個人の感じた感想です)
温羅が本当に
この国を制圧しようとしていたなら
国の大事に力を貸すのか・・・
命は世を捨てて後は霊神と現れたまえ。
われは一の使者となって四民に賞罰を加えん。」温羅が立った夢枕のお告げより
「いい神社じゃろう~!」
茶屋のおかみさんが素敵な笑顔で
話してくれました。
桃アイスを食べながら
鳴釜神事の話を聞きました。
「音はここまで聞こえるじゃが。
唸り声みたいな音じゃよ。」
温羅の声
大切な人を守り
大切な場所を守り
今も霊神となって駆けつける
鬼と呼ばれた温羅と阿曽媛の絆
吉備の国に来て
豊かな国の在り方、
豊かな心の持ち方を
教えてもらった気がします。
温羅は温羅のやり方で
吉備津彦は吉備津彦のやり方で
守り抜いた。
立場、見え方が違うだけ。
こんなに青い空の下
私たちは
先人が残してくれた自由の道を
当たり前に歩いてる。
ありがたいことです。
有難いとは有難し
「とても稀なこと」
だから
ありがたいのです。
私達の命の始まりを
ずっとずっと前から
繋げてくれている人たちがいたから
命がある「奇跡」。
忘れてはいけませんね。
何百年後も「日本」が「日本」であってほしい。
そう強く思った吉備の国への旅でした。
吉備ノ国編 END
読んで下さり
ありがとうございました。
神恩感謝
香坂琉月
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