2017年台湾・金門島旅行その12 | キッチントレーダーさやた

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 次の目的地「建功嶼」は、一定時間だけ潮が引き道が現れ、小島へ歩いて渡れるもの。到着した時には道が少し海に沈んでおり、「足を濡らしてまで渡るほどじゃないな」と判断し、海に入らないギリギリまで進み小島を眺め帰ろうとすると、ザザ・・・・と小さな波音が段々近づいてくる。

さやた「どうやら満ち潮の途中みたいだな」
妻「見て見て、道の先が段々海に沈んでいくよ」
さやた「おお本当だ。実は、満ち潮をしっかり見るのって初めてなんだよ。見れて良かったなあ・・・・ん?ちょっと待て」


ほんの数分前に5メートル先だった海が、足下に迫っている!!
さやた「やべえ!早く戻らないと波に飲まれるぞ!逃げろ!」
 波が1回来る度に道が約5メートルずつどんどん隠れていく。同じ場所に30秒とどまってもいられない。妻も大慌てで岸に戻り切ると、
道が完全に水没。

 この間体感時間はわずか5分。もし引き潮の時に到着して小島に渡っていたら、この炎天下、わずかなペットボトルの水だけで島に取り残されていたわけだ。しかも当日は金門島から台北に戻る日で、飛行機の時間を考えれば最悪の場合、レンタル携帯でSOSを出すこともありえた。ほんの一瞬の差で、冷房の効いたタクシーで観光継続か、小島に取り残され救助要請の分かれ目だったのだ。ああ恐ろしい。

 海岸の軍事設備を眺めつつ目指す、3つ目の観光地は「慈湖三角堡」。実際に国民党軍が使用したトーチカで、自分は戦争に行ったことはないため生まれて初めて入ったわけだが、出窓が中から見ると広く撃ちやすく、外からは小さく弾が入りにくい構造を確認。狭そうな建物だが、中には個室やトイレもあり補給さえあれば何日でも耐えられそうな堅牢さ。こんな非日常空間に誰もおらず、妻と貸し切りというのは素晴らしい・・・と思っていたら、のどかに日光浴していたおばちゃんと出会い「どっから来たの?」「日本から来ました」といった軽い挨拶。しかし、60年近く前には砲弾飛び交う戦場だった場所で、日本から観光に来て現地の人と話が出来るって、本当に平和は大事だ。

 トーチカ周辺の戦車に興奮した後タクシーに戻り、次の目的地「馬山觀測站」へ。途中で、旅行前に絶対見たいと思っていた金門牛を発見し、興奮しながら運転手に「STOP!」と声をかけたら急ブレーキされてしまい、妻に「危ないよ!」と叱られる。乗車する前に、「金門牛がいたら止めて下さい」と伝えておけば良かったと反省しつつ、生の金門牛を遠目で眺める。


 うん、のどかで可愛いな。
後で食用になることは、今は忘れよう。

 「何だこいつは?」と顔を向けてくる牛を後にし車で更に進むと、運転手が金門牛を近くで見られるポイントで停車してくれたため、妻とも降りて記念撮影。

 海外で動物に触れるのは検疫上あまり良くないし、他人の所有だし、何より万一怒らせて喧嘩になったら99%負けて大怪我間違いなし。わずか5メートルほどの距離まで接近し見つめるだけにとどめたが、やはり飼われているだけあって慣れており、「・・・・?」という顔を向けるだけだが、動物好きとして大変可愛い。

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