飲み会にだってどんどん行けばいいよ。俺だけを見ていて俺が一番でも意味無い、いっぱい色んな奴等を見ても、それでも俺が一番、でなきゃ。他の奴に、「あいつじゃなくて俺と付き合えよ」って、いつも言われるようないい女でいなよ。
うんうん。
1107、納得。
ヒデキ、感激。
みなさま、・・・どうよこれ!?
付き合う当初のダーリンは、こうだったわけです。
ったく、さっすがいい男、言うことが違うっ♪
・・・なんて言葉がダーリンの口から出たのなんて、遠い昔に思える日々が、当時繰り広げられておりました。
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夏は海☆
件の年上の人には、あの時以来まだ会っていなかったけど、夏、旅に出ると言ったらその前に声が聞きたいと言っていたので、そういえば出発前に船の桟橋で、少し電話をした。
1107は、馴染みの女子達と短い海の旅に出て、日常からとことん解放された。(それでもちょっぴり遠い海の彼方、限りある携帯の電波を頑張って探して、ダーリンにフォロー入れたりしてるんだけどね?) それにしても心癒されるいい旅だったの。結構シゴト&ダーリンという2つの世界のみで悶々状態だったし。それにしても夏の海は、車が無くても、花火が無くても、浮き輪が無くても、コトが足りる・・・。現地の男の子達が全て用意してくれるので。・・・違うの。あたしが癒されていたのは、そういうことじゃないんだってば!
勝手気ままなかわいいお馴染み女子達、まあちょっと男の子達も乱入したけど、そこはご愛嬌。おっきな海、太陽、抜けるような青い空、白い砂浜、たくさんの星、そしてまだ水の冷たい早朝から海にじゃぶじゃぶ入って、まるで子供みたいに大はしゃぎ。みんなで見た海から上る朝日。ほんとに子供のようにまっさらな心になっていた。
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しかし、東京に到着し女子で軽く飲み・・・その後にはもう、ダーリンはあたしを待っていた。もう既に微妙な罪悪感が沸いている、自分自身がイヤ。
ダーリンは恐らく、いい顔してくれてはいなかった。
「こっちが辛いときくらい、傍にいて支えてて欲しいんだよ。」
ねぇ。傍に、いるじゃない。毎日のように、これでもかってくらい、会ってるじゃない。
でも、来週も日帰りで海に行く予定のあった1107、超・罪悪感の末、「ダーリンがさ・・・」と女子友に言う自分もイヤで、「いやシゴトがさ・・・」と不毛な言い訳をして、予定をキャンセルしたりしていた。
どうなんだろうか。こういうのって。今でもよく分からない。例えば結婚していて、・・・そうだな、何かダンナが事業をやっていてさ?生きてくための九死に一生くらいのピンチな時期で、何か助けが必要なら、色んなやりくり、妻として、支えます、って2・3年耐えられるかもしれない。でも、あの時のあたしにとって、支えるってどういうことだったのか。何か具体的に出来ることがあれば別だけど、ダーリンにそうやって何か助けてあげられることなんて無い。「あなたが遊びたいだけでしょう。一人遊んでないで、一緒に愚痴でも何でも聞いてあげなさいよ、彼がそう望んでるんだから、それが役目なんじゃないの?」と、言われるかもしれない。確かに、そうかも、しれません。
が、もうあたしには、これ以上そうしてあげ続けることが、逆にどんどんこの人を弱くしていっている気が、していた。
それでもまだ、自分の予定キャンセルし、努力はしていたのだけど。
女友達と、会ってる日も。シゴトの人と、飲んでる日も。先に予定は告げてあるのに、電話取れなきゃ怒るわメール即レスしないとキレるわ。もう、胃が痛い。他に予定があるときくらい、連絡入れるのなんて気にせずゆっくりしといで、って言って欲しかった。そのくらいの余裕を持って欲しかったのに。あたしの都合なんて、そこには無いみたいで。結構、泣きたかった。彼の思い通りに動いていないらしい私の留守電には時折キレたメッセージが入っていた。
きっと今までと少しずつ変わってきた1107の態度に、徐々に気づき始めていたから、きっと余計にどんどん、そうなっていったんだね。
ごめんね。あたしだって、どうにかもっとうまく、自分の気持ちを伝えられたら、良かったんだけど。でもきっとあの頃は、いくら説明したって無駄だったし。
あたしには、どうしたらいいのか、方法が見当たらなかった。
年上のあの人とは、海から帰ってきたら、会う約束を、していた。
☆続く☆